【12/24】入試面接0点ー起立性調節障害と高卒認定試験の影響?

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立性調節障害を発症して高卒認定試験を選択された方が、秋田学医学部医学科の面接で欠席扱いと同じ0点をつけられた、というニュースが掲載されました。

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朝日新聞デジタル:入試面接0点、なぜ 今年医学部不合格「採点基準は」

 

 

▼関連記事(2013/01/07追記)

なぜ?秋田大医学部不合格 今年春の入試で/教育ニュース - 教育情報サイトeduon!

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起立性調節障害のため高卒認定試験を選ぶ

この女性は中学2年の冬から、めまいや立ちくらみを起こすようになり、起立性調節障害と診断されたそうです。進学校に合格したものの、体調の影響から進学をあきらめ、高校1年生の年に高卒認定試験に合格されました。

このいきさつは起立性調節障害の専門家である、田中英高先生の著書起立性調節障害の子どもの日常生活サポートブックと比較してみると、とても潔く、賢明な選択だったのではないかと思います。

起立性調節障害について、ある医師は「重くても治療すれば10代後半にほとんどが治り、社会復帰できる」と述べているそうですが、この方も普通に日常生活を送れるようになり、主治医の影響もあって、「医師になりたい」と志しました。

▼起立性調節障害(OD)とは

自律神経の異常により、朝極端に体調が悪くなったり、起き上がったときにめまいやだるさ、思考力の低下が生じたりする病気で、おもに思春期の子どもに発症します。詳しくは以下のエントリをご覧ください。

朝起きられないもう一つの病気「起立性調節障害(OD)」にどう対処するか(上)

0点は欠席と同じ

この受験生の方は、秋田大学医学科の入試を受けることにしましたが、奇妙な結果が生じます。センターや筆記は9割を超える得点を得たものの、面接は欠席と同じ0点で採点され、不合格になったのです。

詳しい内容の開示は大学側が拒んでいるようですが、この方によると「高卒認定を取るまでの経緯を聞かれ、中学の話から始め、病気のことも話したが、途中で話を打ち切られた」そうです。

全容が分からないので、一概には言えませんが、もし病気や高卒認定試験に対する差別が絡んでいるとすれば、とても悲しいことだと思います。さらに、そのような差別が、医者を教育する医学部にあるとすれば、悲しいだけでは済まされません。

病気による挫折を経て、ふつうと違う経緯で医者を志した方は、本来ならとても貴重な人材だと思います。しかし、その価値が分からない、学歴や体面にこだわる人たちによって、今日、さまざまな問題を引き起こしている人間味のない医者が輩出されているのかもしれません。

わたしを含め、小児慢性疲労症候群(CCFS)子どもの脳脊髄液減少症のために、高卒認定試験を選択している人は多いので、これは看過できる問題ではありません。

真相がどうであるにせよ、この受験生の方には、あきらめることなく医師を目指してほしいと思います。そして、子どもたちの悩みによりそえる医療者となってゆかれるよう、心からエールを送りたいと思います。

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