慢性疲労症候群(CFS)を乗り越えた森崎和幸選手から学べる3つのこと(上)

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ンフレッチェ広島の森崎和幸選手慢性疲労症候群(CFS)について、「難病を乗り越えて手にした栄冠(前編)」が掲載されました。慢性疲労症候群(CFS)に関わるすべての人に読んでほしい内容です。

このエントリでは、その記事をもとにして、わたしたちが慢性疲労症候群(CFS)と首尾よく闘うために、どんなことが助けになるかを考えます。

【Jリーグ】J1初優勝を飾った、広島・森崎和幸を苦しめてきた「病」|集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva|J Football

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慢性疲労症候群(CFS)とは

この記事では慢性疲労症候群(CFS)が次のように紹介されています。

慢性疲労症候群――。原因不明の強度の疲労や倦怠感が長期間にわたって継続する病気とされている。

微熱や悪寒であったり、ノドの痛みであったり、睡眠障害や思考力の低下であったり、その症状はさまざまあるという。

酷い症状になると、日常生活もままならず、寝たきりのまま介護を必要とするケースさえある。症状を引き起こす原因が多種多様で、その究明が困難なため、専門医による治療が必要な「難病」と言われている。

慢性疲労症候群(CFS)は、しばしば単なる慢性疲労と混同されやすいだけに、このように正確に説明していただけるのは嬉しく思います。

慢性疲労症候群(CFS)が単なる慢性疲労ではなく、独立した深刻な病気であることを示す現時点での最新の研究成果は、このブログの以下のまとめをご覧ください。

検査でわかる! 慢性疲労症候群(CFS)の10の異常(上)

森崎和幸選手を襲った症状

詳細は記事そのものを読んでいただくとして、わたしの心に残った点を抜き出しておきます。

他人にはいつもと変わらない様子に見えたが、気持ちが沈み込むと同時に、動けないほど強い疲労感を感じて、倦怠感に全身が包まれた。

寝たくても眠れず、寝られたとしても本人にその意識はなかったという。運動すれば、すぐに息が上がり、頭の回転が鈍くなった。酷いときは、食事をとることすらできなくなったという。

そして、その症状は、いつ襲ってくるのか本人にもわからず、その状態がさらに彼の「心」を圧迫した。

慢性疲労症候群(CFS)を抱えている人なら、今の自分がまさにそうだと感じるのではないでしょうか。慢性疲労症候群は見た目には元気そうに見えますが、その裏で言語に絶するさまざまなつらい症状にさいなまれることが垣間見えます。

森崎和幸選手から学べる3つのこと

この記事は、慢性疲労症候群(CFS)とたたかう人たちにいくつかのヒントをもたらしています。 以下の3つは一見当たり前のことのようですが、CFSを抱えるすべての人がひとときも忘れてはならない大切なポイントです。

1.再発の危険がある

「4月末に名古屋グランパス(第8節)と対戦したんですけど、そのときにはすでに頭が疲れているなって感じていたんですよ。『おかしいな』という感覚はあったのに、すぐには休まなくて……。ちょっとがんばってみようとは思ったんですけど……」

…1度目よりも、2度目のほうが症状は重かった。回数を追うごとに酷くなるのが、自分でもわかっていただけに、和幸は苦しんだ。

森崎選手の経験談は、わたしたち患者に「CFSを克服できる」という励みを与えてくれますが、同時に警告も与えています。少し良くなったとき、失った時間を取り戻そうとするなら、より重く再発してしまう危険があるのです。

2.自己管理が大切

「もう(慢性疲労症候群には)なりたくないから、その後はきちんと予防もしました。コンディション調整にも気を使いました。

(主治医に)この病から逃れるにはリフレッシュしたほうがいいと言われたから、サッカーをやるときはやる、リフレッシュするときはする、といった努力もしていました」

これを飲めば慢性疲労症候群(CFS)は治る、というような魔法の薬は今のところ存在しません。慢性疲労症候群(CFS)に対処するには、自己管理や小さな工夫の積み重ねが大切です。CFSに対処することは一種の技術です。

記事の最後に、「しかし、3度目はやってきた」と書かれているのが不穏ですが、この後の記事で、さらに森崎選手がどのようにCFSに対処してきたかが語られるでしょう。

3.周囲の人の支えが大きな力になる

「ペトロヴィッチ監督は、実際に(自分の)プレイした姿なんて見てないし、映像で見ていたとしても、きっと調子の悪いときの映像だったと思う。それなのに、監督は僕のことを信頼してくれていたんです」

ペトロヴィッチ監督の言葉をきっかけに、和幸の「心」は180度変わった。…ちょっとしたことかもしれないが、周囲に受け入れられ、自分の存在価値を認められることが、彼の場合には回復への効果的な作用として働いたのだろう。

森崎選手の闘病を語る上で、監督の信頼や、妻の志乃さんの支え、弟の浩司選手の励ましは欠かせません。

慢性疲労症候群(CFS)とたたかう上で重要な要素のひとつは、周りの人の支えを受け入れることです。それには患者自身が、周囲の人がわかるように病気について説明すること、そして差し伸べられる助けを慎み深く受け入れることが関係しています。

このように、慢性疲労症候群(CFS)を克服し、今なおフィールドで活躍している森崎選手から学べることはたくさんあります。続くエントリでは、後半の記事から学べることをさらに3つ考えます。

▼森崎和幸選手とCFS

J1制覇から間もない11/25の報道は以下をご覧ください。

【11/25 デイリースポーツほか】サンフレッチェ広島の森崎和幸選手とCFS

 また闘病の詳しいインタビューは、GIANT KILLING extra Vol.05 のp132から8ページにわたって、とても詳しく掲載されています。

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