【1/4】神経性の痛みー医療の3つの進歩

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経系の障害や機能異常などによって起きる神経障害性疼痛の医療の進展について書かれた記事が掲載されました。線維筋痛症とリリカ(プレガバリン)にも言及されています。

はてなブックマーク - 腰や尻が痛む「神経障害性疼痛」 治療法が進歩  :日本経済新聞腰や尻が痛む「神経障害性疼痛」 治療法が進歩  :日本経済新聞

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神経障害性疼痛とは

神経障害性疼痛とは通常の炎症反応ではなく、神経系の障害や機能異常などによって起きる痛みのことです。通常のステロイドなどの鎮痛薬が効かず治療が難しいことで知られています。帯状疱疹後神経痛や線維筋痛症の痛みも神経障害性の痛みに含まれます。

炎症による痛みに比べて研究が遅れていましたが、この記事では(1)痛み関連の遺伝子が分かってきた、(2)痛みを扱う医療センターが充実してきた、(3)新しい薬が登場した という3つの進展について書かれています。

(1)痛み関連の遺伝子が分かってきた

東京都医学総合研究所と東京歯科大学は、「患者のSNP [遺伝情報のわずかな個人差] の解析データから鎮痛薬の投与量を決める計算式」を発見しました。

今のところ計算できるのはオピオイドという鎮痛薬の投与量だけですが、今後、オピオイド以外の鎮痛薬の量とSNPとの関係なども明らかにする予定とのことです。近い将来、「血液などから患者の遺伝子を解析し、最適な鎮痛薬を選んで投与量を決める」医療が実現するのではないかと期待されています。

(2)痛みを扱う医療センターが充実

このブログで以前にも取り上げた愛知医科大・学際的痛みセンターを例に、「痛みを和らげる努力をしながらも、いかに充実した時間を過ごし生活の質を上げられるかを一緒に考える」チーム医療が普及してきたことが書かれています。

【10/16 東京】痛みとうまく付き合う慢性痛教室

 

(3)新しい薬が登場した

神経障害性疼痛の治療に効果的とされる、米ファイザーが開発したプレガバリン(リリカ)についても書かれています。対象となる病気について、帯状疱疹後神経痛や末梢性神経障害性疼痛、線維筋痛症が挙げられていました。

リリカについては、当初期待されていたほど効果がない場合が多いのが残念ですが、線維筋痛症初の薬として保険収載されたことには非常に大きな意義がありますし、今後第二、第三の神経性の痛みの薬が出てくるきっかけになってほしいと思っています。

【6/1ミクス】線維筋痛症(FMS)初の保険適用薬―リリカ(プレガバリン)がもたらす3つの変化
今回のニュース記事では、神経が損傷して生じる痛みの研究が進展し始めたことが分かります。新しい情報が日進月歩に明らかにされるでしょうから、今後も注目していきたいと思います。

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