【3/14】腸内細菌叢の正常化と慢性疲労症候群

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や脊髄、免疫が関係する多くの病気が、腸内細菌叢(腸内フローラ)の変化と関連しているという研究成果が米医学誌New England Journal of Medicineに発表されたそうです。腸内細菌叢を正常化することで改善した病気として慢性疲労症候群も言及されています。

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正常な腸内細菌叢とは

腸内細菌叢とは、人間の大腸内で、バランスを保って共存している500種類以上もの細菌のことです。「何らかの原因で細菌の種類や数が偏ってバランスが崩れると、さまざまな病気にかかりやすくなる」そうです。

関係が報告された病気の例として、以下のように書かれています。

これまでに改善(一時的なものも含む)や治癒が報告されている病気は、便秘(特発性)、炎症性腸疾患、過敏性腸症候群(IBS)、自閉症、慢性疲労症候群、糖尿病、インスリン抵抗性、線維筋痛症、特発性血小板減少性紫斑病、メタボ、多発性硬化症、ミオクローヌス・ジストニア症候群、パーキンソン病などが挙げられる。

この記事では、腸内細菌叢を正常化する“究極の手段”として、他人の正常な便を腸内に注入することが挙げられています。

これは食生活によって慢性疲労症候群が改善する場合がある理由を示しているのかもしれません。

アンチ・エイジング医学 6ー3―日本抗加齢医学会雑誌 特集:疲労を科学するによると、最新の疲労研究の分野でも、抗疲労食を開発する大阪市立大学疲労医学講座の福田早苗さんたちのグループが、こう述べています。

 

疲労している人のほうが、エネルギーおよび個々の食品からの栄養素を多く摂取している傾向が認められた。

疲労が強い状態では何らかの身体的愁訴がある場合が多く、それを克服しようとするために、より多くの食品を摂取する傾向があるのかもしれない。

アンチエイジング研究において、動物実験では低カロリー食品摂取で寿命が延びた効果が報告されている。(p51)

この研究では、栄養素を多く摂取している人たちは「うつ」「自律神経」「注意・記銘力の低下」などの因子が有意に高かったそうです。

もちろんこの研究では、疲労が先かカロリーオーバーが先かはわかりません。双方が影響しあって悪循環をもたらしているのかもしれません。少なくともひとつ確かなのは、素人判断でカロリーやサプリメントを多く摂ったからといって、慢性的な疲労は改善しないということです。

福田早苗さんは、疲労と摂取カロリーとの関係は証明されていないとしつつも、食習慣との関わりを検討する必要があると語っています。

前述の他人の便を注入する治療の効果は、一時的に終わる場合もあるようです。腸内細菌叢を改善するには、糞便移植だけでなく、食習慣の見直しなど、いろいろな取り組みが必要なのかもしれません。

▼慢性疲労症候群に糞便移植が効くのはなぜか

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

なぜ自閉症は熱が出るとよくなるのか―脳の慢性炎症の原因は細菌や寄生虫の不在にあった | いつも空が見えるから

 

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