【3/26】体内時計の乱れが糖代謝異常、メタボリックシンドロームをもたらす

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進諸国における主要な健康問題のひとつ、メタボリックシンドロームの原因の一端が、夜型生活による体内時計の乱れであるという研究が報告されています。

産総研:主な研究成果 体内時計が肝臓の代謝を制御はてなブックマーク - 産総研:主な研究成果 体内時計が肝臓の代謝を制御
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研究の背景として次のように書かれています。

現在、先進諸国ではメタボリックシンドロームが問題視されており、日本でもその増加が問題になっている。

これまで、食生活の西洋化による摂取カロリーの増加が原因と考えられていたが、最近の研究により、それだけでは説明できないことが明らかにされてきている。

現在、原因として注目されているのが日本人の生活の夜型化による生活リズムの乱れである。

産総研はこれまで、体内時計遺伝子が、肝臓の脂質や糖の代謝に大きな影響を与えていることを発見していました。今回の研究でも、肝臓の糖・脂質代謝の中核的な役割を担う鍵分子C/EBPαが、体内時計に制御されることが分かりました。

本来、体内の臓器は、時計遺伝子に制御されて、「朝は食物を分解してエネルギーを得るように機能するが、夜は逆にエネルギーを肝臓内に蓄積するように働いている」と考えられます。

しかし夜型生活では、「エネルギーを蓄積するよう代謝が働く夜間に食事を摂れば太りやすくなり」ます。体内時計が狂ってしまえば、昼間に食事をしても、食物を分解できないために疲れやすく、また蓄積しようとする働きにより太りやすくなるのかもしれません。

糖代謝異常も生じることから、メタボリックシンドロームや肝硬変に加え、糖尿病のリスクも高くなると書かれています。

「夜ふかし」の脳科学―子どもの心と体を壊すもののp105-110には睡眠不足が肥満をもたらすことが書かれていました。体内時計が狂い、概日リズムがずれることも肥満の一因であるとすると、睡眠の習慣とメタボリックシンドロームはかなり深く関わっていると言えそうです。

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