【7/25】人間に備わる超越感覚

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経サイエンスの最新号に、人間に備わる五感以外の感覚、「超越感覚」について書かれているそうです。特にこのブログと関係ある話題ではありませんが、最近読んだ本に書かれていた内容なので目に留まりました。

五感を超える?五感を超える? 人間の持つ「超越感覚」の正体  :日本経済新聞
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エコーロケーション

記事では、目の見えない人が周りの状況を把握する能力であるエコーロケーションの使い手、ダニエル・キッシュさんが紹介されています。最近の研究では、五感、というのは正しくなく、複数感覚の組み合わせが当たり前なのだそうです。

この話は、わたしが最近読んだ本、最新脳科学でわかった 五感の驚異にほとんど同じ内容で詳しく書かれていました。たとえば、本を読みながら、ある程度障害物を避けて歩けるのは、こうしたエコーロケーション能力が健康な人にも備わっているからなのだそうです。

そうした能力はふだんあまり目立ちませんが、もともとあった能力が失われると、それを補うために活性化します。たとえば、目を失った人の場合、音を聞くと、脳の視覚野が反応し、文字通り目の代わりとして働いているそうです。

もちろん、エコーロケーション能力の達人になるにはそれなりの訓練を要するので、ダニエル・キッシュさんは、眼の見えない人を訓練するために活動しているとのことでした。

脳は環境に適応するよう働く

こうした事実から分かるのは、何かの能力を失った場合でも、新しい環境に適応し、そこでいくらかでも喜びを見出そうとするなら、脳はその努力を後押ししてくれる、ということです。

わたしはときどき、自分の病気を治そうとして必死になるべきか、それとも置かれた状況に適応して、適度に体調管理しつつ、ささやかな喜びを見出して生きていくべきか迷うことがあります。

健康を取り戻そうとするなら前者を追い求めるべきですが、わたしはこれまで、そのようにしてきて、心身のストレスがかえって増えたように思っています。

そうした生き方は、失われたものは失われたとあきらめ、置かれた状況で喜びを見出すよう勧める脳の作用と逆行しているからなのかもしれません。

それとは反対に、わたしの友人の中には、後者の生き方を選んで、病気のもとでも満足のいく生活を送っている人が幾人もいます。生活は非常に厳しくても、心に余裕があるので、絶望するような事態に陥ることがありません。

若くして病気になって、後者の生き方を選ぶのは易しいことではありません。まだ回復すれば、仲間に追いつけるかもしれないと思います。後者を選ぶのは、負けを認めることであるかのようにも感じられます。将来どうやって生きていくのかさえ定かではありません。

ですが、急がば回れ、走ればつまずく、と言われるように、心身を落ち着けて、置かれた状況でベストを尽くそうとするときに、しぜんと道は拓けるものなのかもしれません。

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