【10/18】睡眠の役割―脳の老廃物を除去

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眠の新しい役割が解明されて、サイエンス誌に掲載されたそうです。脳の老廃物を除去する役割があることがわかったといいます。

脳の老廃物排出、就寝後にスピードアップ 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News脳の老廃物排出、就寝後にスピードアップ 写真1枚 国際ニュース:AFPBB Newsはてなブックマーク - 脳の老廃物排出、就寝後にスピードアップ 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
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睡眠には脳の老廃物を除去する働きがあることが判明、脳疾患の治療に光 – GIGAZINE

睡眠が脳の老廃物を掃除:朝日新聞デジタル

なぜ睡眠が大切なのか? 脳内の毒素を取り除いてくれるから : ライフハッカー[日本版]

記事によると、「眠りに入った後の脳は、施設の照明が消えた後に清掃員が廊下の掃除を始めるようなもの」だそうです。

就寝中は脳細胞(おそらくグリア細胞)が約60%収縮し、脳脊髄液がより速く、より自由に脳内を流れる隙間ができるため、グリンパティック(Glymphatic)系と呼ばれる循環システムの活動量が10倍になるといいます。

その結果、アルツハイマー病の原因物質ともいわれるアミロイドβやトキシンなどのタンパク質、すなわち脳の老廃物が排出されます。

脳は血液脳関門を備えていて、リンパ系システムが及ばないので、どうやって老廃物を処理しているか謎のままでしたが、2光子励起顕微鏡と呼ばれる新しい技術の登場により、脳の血流量や大脳のCSF流量が観察できるようになり、研究が進んだそうです。

研究を主導したロチェスター大学医療センターのマイケン・ネーデルガード(Maiken Nedergaard)のコメントが載せられています。

脳が自由に使えるエネルギーの量は限られています。そのため、覚醒し、意識のある状態か、眠っていて老廃物を排出する状態か、2つの異なる機能状態のどちらかを(選択する)しかないようです。

自宅でパーティーを開くとしましょう。お客様をお迎えしてもてなすか、家の掃除をするか、どちらか片方だけに集中することはできますが、両方を同時にこなすのは現実的に困難です

…今回の発見は、アルツハイマー病のような脳疾患の治療に大きな意味合いを持ちます。脳がいつどのようにglymphaticシステムを活発化させ、老廃物を取り除くのかを正確に理解することは、このシステムをうまく調整し効果的に機能させるための極めて大きな第一歩です

以前、睡眠にはミトコンドリアを休養させたり、ミエリンを作ったりする機能があることについて取り上げましたが、技術の進歩により、睡眠のさらなる役割がわかったことになります。

睡眠についての研究が進めば、睡眠障害や脳疾患の治療も前進するのではないかという期待を抱かせてくれます。

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