【1/6】「10年後に元気でいることを目指そう」 思春期のODとDSPSの記事4つ

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ばらく目を離しているすきに、起立性調節障害(OD)や睡眠相後退症候群(DSPS)に関する役立つニュースがたくさん更新されていました。

それらを順を追って紹介したいと思います。

起立性調節障害(OD)

起立性調節障害(OD)についてのわかりやすく参考になる記事が二つアップされていました。

1.もりしたクリニックの森下克也先生のコラム

まず起立性調節障害(OD)について森下克也先生のコラムが掲載されています。

なぜ、朝起きられない?なぜ、朝起きられない? 身近な病気、起立性調節障害【前編】【Benesse(ベネッセ)教育情報サイト】

ODは、「朝礼中にめまいがするくらいの軽症から、いくら揺すっても目覚めないほどの重症まで、その程度もさまざま」です。

「小児科を受診する5人に1人が、起立性調節障害のなんらかの要素をもつといわれる身近な病気」だと書かれています。

「風邪をひきやすい、皮膚や粘膜が弱いといった体質をもち、性格的にはきまじめで繊細な子どもに多」く、精神的なストレスも密接に関連していると主張されています。

『朝は起きられないのに、夜はうそのように元気になるケースも多いため、大人はなかなかこの症状を理解できず、「仮病ではないか」と思いがちです』

その点は次のニュースにより詳しく書かれています。

2.「10年後に元気でいることを目指そう」

佐賀新聞には、『「怠け癖」「学校嫌い」などと誤解され、当事者は周囲の無理解や偏見に苦しんでいる』ことの実例として、ある男子高校生の話が載せられています。

思春期に発症 「起立性調整障害」に理解を/佐賀新聞ニュース/The Saga Shimbun :佐賀のニュース思春期に発症 「起立性調整障害」に理解を/佐賀新聞ニュース/The Saga Shimbun :佐賀のニュースはてなブックマーク - 思春期に発症 「起立性調整障害」に理解を/佐賀新聞ニュース/The Saga Shimbun :佐賀のニュース

この男子高校生は、一昨年5月、インフルエンザで寝込んだ後、熱が下がっても疲れは取れず、突然、朝起きられなくなりました。かかりつけ医の診断は「長引いているだけ」。10日以上も布団から出られない状態が続いたといいます。

「体がすごくだるくなって、それがずっと続いている」。

発症経緯とこの言葉を読むと、まるで慢性疲労症候群(CFS)のようだと思ってしまうのですが、幸いなことに、CFSほど重症ではなく、すぐに回復し始めたそうです。

発症からひと月後、夕方に保健室に顔を出すことから始め、5カ月後には午後の2時限だけ授業に出られるようになったそうです。

しかし「朝から来られないの?」「自由に登校できていいな」などと理解のない言葉をかけられて辛かったといいます。

またお母さんによると、「毎朝、張り切って学校に行くのをうれしく見ていた。無理をさせてはいけないのに、完治したと思ってしまった」そうで、暑い時期に再発を繰り返しました。

主治医からは、「10年後に元気でいることを目指そう」と励ましを受けているそうです。「長い道のりになることは覚悟しているが、不安と焦りは消えない」と書かれています。

わたしの場合は、このように徐々に学校に行けるようなこともなく、やはりCFSだったのだと思いますが、気持ちはよくわかります。わたしのように引きこもりになることなく、学校との関わりを大切にしてほしいと思います。

起立性調節障害(OD)についてはこのブログの以下の記事も参考にしてください。

朝起きられないもう一つの病気「起立性調節障害(OD)」にどう対処するか(上)朝起きられないもう一つの病気「起立性調節障害(OD)」にどう対処するか(上)

睡眠相後退症候群(DSPS)

起立性調節障害(OD)と同じく、朝起きられないという点で、睡眠相後退症候群(DSPS)は密接な関わりをもつ病気です。

3.生物学における皮肉なジョーク

親の安眠のためにも。年代別:子どもの睡眠にまつわる問題とその対策 : ライフハッカー[日本版]親の安眠のためにも。年代別:子どもの睡眠にまつわる問題とその対策 : ライフハッカー[日本版]はてなブックマーク - 親の安眠のためにも。年代別:子どもの睡眠にまつわる問題とその対策 : ライフハッカー[日本版]

ライフハッカーの記事では、思春期の子どもの眠りの特性がこう説明されています。

ティーンエイジャーのほとんどが、十分な睡眠時間を取れていません。9時間は寝た方がいいのに、それはほとんど不可能に近いのが現状。

Verma博士によると、この時期の子どもは一時的にサーカディアンリズムがリセットされてしまうため、夜更かしになってしまうのです。

学校は始業時間が早いうえに、親でさえ処理しきれないほどの宿題が出されます。

David K. Randall氏によると思春期の脳にはこんな特性があるそうです。

思春期に入ると、サーカディアンリズムが3時間遅れます。つまり、それまではたんに億劫だった9時寝が、急に生物学的に不可能になるのです。

世界中のティーンエイジャーを対象とした研究によると、思春期の脳は夜11時ごろからメラトニンを分泌し始め、夜明けを過ぎても長く続くことが示されています。

一方大人は、起きるときにはもうメラトニンはほとんどない状態になっています。つまりティーンエイジャーは、いくら朝8時前に起こされても、メラトニンが急増しているため覚醒とは無縁で、身体が睡眠へと戻ろうとするのです

思春期の子どもにとって、できるかぎり朝すっきり目覚めるには、どうすればよいか、いろいろアドバイスが書かれているので読んでみてください。

この思春期の睡眠の乱れが特にひどい人の状態が睡眠相後退症候群(DSPS)と呼ばれるものです。DSPSについては次の記事がとても詳しく、参考になります。

4.努力しても、起きられません!

休み明けに多い「睡眠相後退症候群」とは? - ライブドアニュース休み明けに多い「睡眠相後退症候群」とは? - ライブドアニュース

睡眠相後退症候群になると、「遅れた睡眠の時間帯を本人の努力で早めることは、ほとんど不可能です」。

「日本の高校生を対象とした調査では0.4%、15~59歳の一般市民を対象とした調査で0.13%」が睡眠相後退症候群を罹患しているそうです。

「この病気の人は睡眠時間が長いことが多く、体内時計をリセットする時間帯に十分な光を浴びられないことも、睡眠時間帯が遅れたままになってしまう原因の1つです」

こちらの記事にはDSPSの治療法がいくつか書かれています。

わたしの場合、起立性調節障害(OD)の一形態である起立性頻脈(POTS)がありましたが、症状としてはDSPSに近かったので、そちらの治療をすることになりました。

このように、思春期には、起立性調節障害や睡眠相後退症候群といった独特な問題を抱えやすくなります。周囲の人には正しい知識をもって、怠けではないことを知ってほしいところです。

DSPSについてはこのブログの以下の記事も参考にしてください。

夜眠れず朝起きられない「睡眠相後退症候群(DSPS)」にどう対処するか(1)DSPSとは夜眠れず朝起きられない「睡眠相後退症候群(DSPS)」にどう対処するか(1)DSPSとははてなブックマーク - 夜眠れず朝起きられない「睡眠相後退症候群(DSPS)」にどう対処するか(1)DSPSとは
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