【5/15】うつ病は若者の最大の疾患ーWHOの報告

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14日に発表された世界保健機関(WHO)の報告書によると、うつ病が若者の疾患と障害における最大の要因だそうです。

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時事ドットコム:うつ病、若者の疾患と障害の最大要因 WHO報告

10-19歳の各国の若者との直接面談と調査論文をもとに報告書をまとめたそうで、死因のトップ3は、交通事故、エイズ、自殺だったそうです。

わたし自身病気を持つ者として思うのは、だれしも自殺を「考える」ことはあっても、実際に「実行する」というのは、並大抵のことではないということです。

よほど追い詰められているか、あるいは精神状態が普通でないか、といった状況でないと、自分で自分の命を絶つなどできません。だからこそ、その普通でない精神状態であるうつ病が注目されているのだと思います。

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若者に蔓延するうつ病

うつ病の原因にはいろいろあると思いますが、これほど多くの若者が希望を見いだせないと感じる現代は暗い時代だと思います。

外観はサーカスのように華やかで、娯楽や新商品が満ち溢れていて、その一部は発展途上国でさえ入手できるようになっています。

しかし実態はつかの間の快楽に過ぎず、人生に意義を見いだせない人がますます多くなっている、それも本来なら毎日が充実しているはずの若者に失意が蔓延しているということを、この報告は物語っていると思います。

日本の調査でも、子どものうつ病や自殺率が増えているという話がありました。

朝日新聞デジタル:子どものうつ病 本格調査 傳田健三教授 - 北海道 - 地域朝日新聞デジタル:子どものうつ病 本格調査 傳田健三教授 - 北海道 - 地域はてなブックマーク - 朝日新聞デジタル:子どものうつ病 本格調査 傳田健三教授 - 北海道 - 地域

 「調査票では多くなりがちだが、予想以上に多かった。それだけ多くの子が苦しんでいるということが分かった」

大人にはわからない

WHOの家族・女性・子どもの健康事務局のフラビア・ブストレオ事務局補は「世界は若者の健康に対して十分な注意を払っていない」と述べたと書かれています。

おそらく、今の大人は(わたしも含めて)若い人たちがどんな気持ちで毎日を過ごしているのかわかってないのだと思います。

ひとつの問題として、このブログで取り上げているのは、かつてない時間の奪い合いです。人類史上、睡眠時間がこれほど脅かされた時代はかつてありません。

子供の頃から、絶えず興味を引く娯楽やSNSにどっぷり浸かって、睡眠が十分取れないまま成長した子どもの脳はどのような状態になるのでしょうか。その点は、下記の記事で書いたように壮大な人体実験です。

社会的虐待として考える小児慢性疲労症候群| いつも空が見えるから社会的虐待として考える小児慢性疲労症候群| いつも空が見えるから

また、時間が奪われているのは、子どもだけではありません。親の時間も少なくなっています。親子で過ごす時間がかつてなく減少している今、安定した愛着の土台を築くのは難しくなっているのではないでしょうか。

発達障害と似て非なる「愛着崩壊 子どもを愛せない大人たち」| いつも空が見えるから発達障害と似て非なる「愛着崩壊 子どもを愛せない大人たち」| いつも空が見えるから

最近、家族との食事が子どもをうつ病から守るという報告がありましたが、そうできない家庭も増えていると思います。

家族との食事が子どもをうつ病や非行から守る:研究結果 : ライフハッカー[日本版]家族との食事が子どもをうつ病や非行から守る:研究結果 : ライフハッカー[日本版]はてなブックマーク - 家族との食事が子どもをうつ病や非行から守る:研究結果 : ライフハッカー[日本版]

カリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究によると、青年のいる家庭では食事を共にすることが、うつ病や薬物乱用を軽減したり、非行を防ぐことと関係があることが分かりました。

 若い世代が、親の世代が経験したことのない環境で成長する、というのは、これまでもそうでしたし、さして珍しいことではありません。

けれど、「うつ病が若者の疾患と障害における最大の要因」になっている現代は特殊で異常だと思います。

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