Twenty Elevenを自分好みにカスタマイズする3つの方法

WordPressを自分好みにカスタマイズしたい。これは誰しもがまず思うことです。そのためには、できれば公式テンプレートの「Twenty Eleven」を選ぶのがベストでしょう。なぜなら、Twenty Elevenには、簡単にスタイルをカスタマイズできる機能があるからです。このエントリでは、その簡単な方法から上級者向けの方法まで、Twenty Elevenをカスタマイズする3つの方法を書きます。

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WordPressのテーマをカスタマイズする3つの方法

WordPressをインストールし、基本的な設定を終えましたか? それでは、カスタマイズの準備をしましょう。カスタマイズの方法には三通りあります。

(1)ダッシュボードからカスタマイズする

ダッシュボードとは、自分のWordPressにログインしたときに最初に表示される編集画面のことです。記事の作成やカテゴリ・タグ、外観、プラグインの管理など、ほとんどすべてをすることになる、いわゆるメニュー画面です。

このダッシュボードから、以下のプラグインやCSS、PHPの編集をしてブログをカスタマイズするのですが、それらを触らなくても、簡単に外観を変更する方法があります。ただし、もともと入っているテーマ「Twenty Ten」または「Twenty Eleven」限定です。ここで書くのは新しい方の「Twenty Eleven」の場合です。

ダッシュボードの左パネルから「外観」を選びます。すると、一覧の中に「テーマ設定」「背景」「ヘッダー」という項目があります。ここから、ごくごく一般的なカスタマイズができます。詳しいことは、以下のエントリに譲ります。
ダッシュボードの「外観」からカスタマイズする(上)基本編 
ダッシュボードの「外観」からカスタマイズする(下)Twenty Eleven Theme Extensions編 

(2)プラグインをインストールする

次に手軽なのは、プラグインをインストールする、という方法です。プラグインとは、さまざまな機能を追加できるアタッチメントのようなものです。あまりに数が膨大なので、自分から探すのは難しいでしょう。以下のようなエントリから、気に入ったものを導入してください。

2012年版!絶対にインストールしたいWordPressプラグイン30個 | Vanilla Stone

2011年版! お世話になってるWordPressプラグイン59個 | [M] mbdb

プラグインのインストールの仕方には二通りあります。
■ダッシュボードから
「プラグイン」→「新規追加」と進み、検索窓にプラグイン名をコピー&ペーストして探す。簡単にインストールできる。

■検索で出てこない場合
プラグインがWordPressの公式で提供されていない場合。少し手間がかかります。

  1. まず該当するプラグインを個人ページからダウンロードする。たいていzip形式の圧縮フォルダになっている
  2. ダッシュボードの「プラグイン」→「新規追加」から、「アップロード」へと進み、zipフォルダのまま、ダウンロードしたフォルダをアップロードする

プラグインによっては、これだけでは不十分で、個別に設定を編集してはじめて機能するものもあります。詳しくは、各プラグイン名でGoogle検索して、使い方を解説してくれているページを探してみてください。そのようなソフトは、たいていの場合、ダッシュボードの左メニューの下の方か、「設定」に新しい項目が追加されていて、そこから編集できます。

当サイトで使っているおすすめプラグインの紹介はこちら

(3)CSSやPHPの子テーマを編集する

これは上級者向けです。これまでほかのブログに慣れておられる方なら、HTMLやCSSを直接編集して、自分好みのスタイルに仕上げてきたかもしれません。わたしもそうでした。

しかし、WordPressではそれが通用しません。なぜなら、テンプレートがアップデートされるときに、変更箇所が上書きされてしまうからです。そのため頑張ってテンプレートを編集しても、アップデートのためにリセットされて、努力が水の泡に…となってしまいます。

それを防ぐ機能が「子テーマ」です。「子テーマ」としてCSSやPHPを作っておき、変更したい箇所だけ記すようにします。すると、今使っているテンプレート「親テーマ」の該当箇所を読み込むときに、「子テーマ」の記述を優先して反映してくれるのです。つまり、修正したい箇所にパッチを当てているようなものです。

しかし、これは簡単ではありません。Twenty ElevenのCSSはものすごい長さですし、PHPはHTMLと違い、幾つものファイルにわかれています。目当ての場所を子テーマで修正しようにも、どこを修正して良いか分からないことが多々あります。そして、間違った修正をして保存してしまうと、ブログのデザインが破壊されてしまうこともあります。

ですから、初心者の場合、WordPressのカスタマイズはできるだけプラグインですませるのが賢明です。どうしても目当ての機能を実現させるプラグインがないときや、プラグインが多くなりすぎて容量が気になるときのみ、子テーマの書き換えに挑戦しましょう。

子テーマの作り方

では、具体的にはどのようにして子テーマをつくるのでしょうか。WordPressプラグインOne-Click Child Themeを使えば、自動的に作ってくれます。以下のサイトが参考になります。

 pc.casey.jp » [WordPress] 子テーマを使ったテーマ改造2

しかし、このプラグインが作ってくれるのはCSSの子テーマだけです。PHPも編集したいなら、自分で子テーマを加える必要があります。以下のように行います。

FTPソフトで、サーバー内のフォルダwordpress→wp-content→themesの中にある親テーマ(例えばフォルダ名twentyeleven)のフォルダから、子テーマ(例えばフォルダ名twentyeleven-child[自分で設定した名前])に目当てのphpファイルをコピーします。一度親テーマのフォルダからローカルにダウンロードし、それを子テーマのフォルダにアップロードするとよいかもしれません。

なお、ここで各phpファイルもの子テーマを作っておくと後々便利です。ただし、function.phpだけは、そのままコピーしてはなりません。ダッシュボードが真っ白になってしまいます。これはfunction.phpに含まれる余白のせいらしいですが、必要が生じるまでは、function.phpの子テーマ作成には取り掛からないのが無難でしょう。

以上が、WordPressのデザインや機能をカスタマイズする3つの方法です。易しいものから順に書きましたので、順を追ってチャレンジしてみてください。

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