金魚運動の方法


西式甲田療法のやり方について分かりやすく解説するシリーズの第8回目です。今回は、金魚のように体をくねらすという、西式健康法の六大法則のひとつ、金魚運動について解説します。

▼シリーズ記事「西式甲田療法とは」
この記事は、シリーズ記事「西式甲田療法とは」のひとつです。CFSに効果があるとされる西式甲田療法についてまとめています。

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目次 (お好きなところから読めます)

金魚運動

平床硬枕が静的な脊柱矯正であるのに対し、金魚運動は、金魚のように体をリズミカルにくねらせ、動的な脊柱矯正を行います。

方法

1.平らな床の上にあおむけになります。
2.手足を投げ出して、全身をリラックスさせます
3.首(頭ではない)の後ろで両手を組みます。このとき胸を張ってひじは左右に開き、両ひじと後頭部は床につけます。
4.両脚を伸ばして親指をぴったりつけ足先は立て、アキレス腱が伸びるようにします。両足の裏がひとつの平面上にあるような感覚です。
5.身体が「く」の字になるイメージで、左右にくねらせます。これを一回2分、一日3回ほど行います。

※膝立金魚
通常の金魚が難しい人は、この膝立金魚が勧められています。方法は簡単で、仰向けに寝た状態で、膝を立てます。立てた膝を右、左に倒すだけです。腰痛や月経痛のある場合はこちらがよいかもしれません。

メリット

◆脊柱の左右の狂いが治り、脊椎の椎間孔から全身に伸びている神経の圧迫を取り除きます。それにより、全身の自律神経や末梢神経、血液循環の働きが調整されます。

◆背骨の歪みが矯正され、背がわずかに伸びることがあります。

腸が刺激され、便通が良くなります。虫垂炎を予防し、腸捻転や腸閉塞を治療します。

◆腰痛・腹痛に効果的です。

ひとことメモ

◆力を入れずリラックスして行います。筋肉痛になったり、運動中に両足の親指が離れたりする場合は、余計な力が入っていて正しいうねりになっていません。頭を持ち上げたり、脚だけを揺らしたりしている場合が多いようです。

◆体をくねらすとき、腰は支点になり、ほとんど動きません。エビぞりのように腰を突き出すのではなく、腰を支点にして、足と肩を左右に「く」の字に反らせます。

最初はゆっくりとしたスピードで行い、動作も大きくして感覚をつかみます。慣れてきたら、速く小刻みに微振動させるようにします。

◆宿便が停滞していたり、腸に癒着があったりすると、その部位が痛むことがあるので、1分ぐらいにとどめます。

◆もし金魚運動中に場所がずれていく場合は、体にゆがみがあります

◆食後すぐは避けます

◆夜、寝る直前に背腹運動と合わせて板の上で行うと矯正に効果的です。

◆かかとからふくらはぎのあたりに、タオルケットを敷いておくと、摩擦で肌が擦り切れるのを防げます。

◆他人に施す場合は、足首を持ってかかとと体をつけ、自分の体ごと振動します。

◆市販の金魚運動器は、かえって腰を痛めることがあります。自力で行うほうがより理想的な微振動になるだけでなく、筋力が鍛えられます。

わたしの感想

◆やり方が分からなかった
金魚運動の感想を見るとよく、やり方がわからない、というのを目にします。わたしも、最初は脚を浮かせて左右に振ろうとしていて、腹筋を酷使し、ものの10秒もできませんでした。しばらく試行錯誤した後、映像を見たり、文献を読んだりしてやっと正しい方法を身につけました。

正しい方法に至って感じたのは、なんだ、こんなに楽なものだったのか、ということです。金魚運動は、筋肉をフル活動させるような運動ではなく、脱力してできるものです。どこかに力が入っている場合、方法が間違っているのではないかと思います。

◆正しい方法を身につけるには
なかなか分かりにくい金魚運動ですが、正しい方法を身につける近道は、書かれていることをすべてそのとおりに実践することです。たとえば、足の親指をくっつける、というのがありますが、もし方法が間違っていると、親指をつけたまま体をうねらすことはできません。

頭や両ひじを床につけるとありますが、もし腹筋に力が入っていると、浮いてしまうでしょう。注意書きに忠実であれば、間違った金魚運動にはならず、徐々に正しい方法を身につけることができます。

◆低血圧の人に
わたしの個人的な経験によるものですが、朝ベッドからなかなか出られないような低血圧の人には、特にこの金魚運動をお勧めしたいと思います。

低血圧だと、目が覚めて起き上がるまでが一苦労で、起き上がってからも目まい・フラつきに悩まされます。そこで、目が覚めて、まだ横になっている間に金魚運動をするのです。金魚運動だから楽というわけではありませんが、起き上がるよりはハードルが低く、その後動きやすくなると感じています。

金魚運動の説明は以上です。慣れるととても快適で、心身をほぐす助けになるので、ぜひ取り組んでみてください。

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西式甲田療法とは