子どもの低血圧関連疾患―起立性調節障害と慢性疲労症候群は深刻な体の病気


正富山医薬品、成人と小児それぞれの側から低血圧関連疾患の病態や治療・生活の注意点などを紹介(マイライフ手帳@ニュース) - livedoor ニュースに、慢性疲労症候群(CFS)についての記述が掲載されました。

子どもたちに見られる低血圧関連疾患として、起立性調節障害(OD)と慢性疲労症候群(CFS)の2つが取り上げられています。

大正富山医薬品、成人と小児それぞれの側から低血圧関連疾患の病態や治療・生活の注意点などを紹介(マイライフ手帳@ニュース) - livedoor ニュース

起立性調節障害は身体の病気だ。気のもちようや根性だけでは治す ことはできない。

低血圧関連疾患とは

“なんとなくだるい、疲れがとれない”“頭が痛くて朝起きられない”“起きてもめまいがして学校や会社に行けない”といった症状で悩む人たちは、低血圧関連疾患が潜んでいる恐れがあります。

その候補として、紹介されたのは起立性調節障害(OD)と慢性疲労症候群(CFS)です。

起立性調節障害(OD)

起立性調節障害(OD)は、思春期の5~10%に発症する病気です。自律神経系による起立時の循環制御機構が破綻してしまい、約8割が心理社会的ストレスを抱えています。不登校 の3~4割が起立性調節障害とも言われています。

起立性調節障害にはいくつかのタイプがあります。代表例が2つ挙げられていました。

起立性低血圧(起立直後性低血圧)

◆概要:
起立性低血圧はでは、起立直後に強い血圧低下が見られ、なかなか回復しません。ふらつきや頭痛やだるさがあり、朝起きられないため、日常生活が難しくなります。

◆治療:
薬剤のほかに、日常生活でできる対処法があります。たとえば、歩き始めるときに前かがみになり、立っているときは、足踏み、両足をクロスに交叉することが有効です。

食事では、塩分を1日10~20g、水分は最低 1.5L摂ります。足やおなかに血液が滞ることが問題なので、弾性ストッキングや加圧式腹部バンドも効果があります。

体位性頻脈症候群

◆概要:
起立性低血圧のような症状を呈しながら、起立時に血圧が下がらない場合に疑われます。

◆治療:
1日1.5Lの水分補給と3~5gの塩分摂取が必要です。下肢筋力をつけるジョギングなどのエアロビックエクササイズが大切です。また、弾性ストッキングを使ったり、ゆっくり起きあがったり、長時間立つときは脚を交差させるなどの工夫も効果があります。

慢性疲労症候群

◆概要:
慢性疲労症候群は、6ヵ月以上持続する原因不明の全身倦怠感がある場合を指します。ただし、原因が不明で、急激に始まるか、十分に休養しても回復しないことが前提です。

◆治療:
段階的運動療法と認知行動療法が用いられます。

深刻な体の病気

残念ながら、起立性調節障害(OD)も慢性疲労症候群(CFS)も、怠け癖や仮病と疑われることが多い病気です。大阪医科大学 小児科・発達小児科 田中英高先生はこう述べています。

「起立性調節障害は、まだ認知度の低い病気。家庭や学校で子どもの症状に早く気づいてあげる必要がある。朝起きが悪く遅刻しそうになる、立ちくらみ、頭痛、身体がだるく 欠席を繰り返す、などの症状が続けば、小児科で起立性調節障害なのか診てもらって欲しい。

起立性調節障害は身体の病気だ。気のもちようや根性だけでは治すことはできない。低血圧、起立性調節障害に関する一般市民向けのホームページもあるので、そうしたサイトから情報を入手するようにして欲しい」

子どもたちの不調の裏には、起立性調節障害(OD)や小児慢性疲労症候群(CCFS)といった医学的な問題が絡んでいることが、もっと教育関係者に知られるようになってほしいところです。

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起立性調節障害