日経サイエンス2013年3月号に猫ひっかき病と関連して慢性疲労症候群(CFS)のことが掲載されたようです。
ステルス病原体〜日経サイエンス2013年3月号より | 日経サイエンス
要約によると、猫ひっかき病に関係する細菌バルトネラ属(Bartonella)が慢性疲労症候群の原因となる可能性が書かれているようです。
バルトネラ菌が感染すると、疲労や慢性頭痛、しびれ、痛み、認知機能障害などインフルエンザに似た症状が現れるとのこと。
しかし「確かな証拠なしに,何かの病気の原因をバルトネラ菌感染に帰すわけにはいかない」とも書かれています。バルトネラ菌に関しては「まだ氷山の一角すら理解できていない」そうです。
細菌感染は慢性疲労症候群(CFS)の原因になると考えられているので、バルトネラ菌も発症に至る数多くのきっかけのひとつになりうるのかもしれません。
日本では猫の9~15%が菌を保有しているそうですが、万一猫からCFSを発症するとしたら困ったことになりそうです。わたしも猫好きなので。