統合失調症の認知機能障害の遺伝子発見。IQが20近く減少することも

合失調症の認知機能障害を改善する手がかりが見つかったそうです。

統合失調症の認知機能障害に関与する遺伝子を発見―患者の社会機能改善につながる薬剤の開発に光― — 大阪大学

阪大など、統合失調症の認知機能障害に関連する遺伝子を発見 | 開発・SE | マイナビニュース

大阪大学、認知機能の低下まねく遺伝子特定  :日本経済新聞

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認知機能障害を治療する手がかり

統合失調症では、幻聴や幻覚のような陽性症状、意欲の減退や疲労といった陰性症状のほかに、記憶したり、注意を適切に集中させたり、計画を立てたり、判断したりするのが難しくなる認知機能障害があることが知られています。

統合失調症の認知機能障害はIQが20近く減少するなど、日常生活にかなりの影響をおよぼすようですが、そのメカニズムは解明されておらず、関連する遺伝子も見つかっていませんでした。

今回、全ゲノム関連解析(GWAS:genome wide association study)により、認知機能障害の程度に「DEGS2(delta(4)-desaturase, sphingolipid2)遺伝子」の多型が関わっていることがわかったそうです。

報告には「将来的に統合失調症の認知機能障害改善薬が開発」される可能性が書かれています。

認知機能障害というと、慢性疲労症候群(CFS)のブレイン・フォグが思い浮かびます。

わたしはかなり良くなりましたが、もしかすると統合失調症の認知機能障害と似たようなメカニズムなのかもしれません。

もし統合失調症の認知機能障害の薬が開発されれば、慢性疲労症候群(CFS)にも役立つような気がします。

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