光トポグラフィ検査(NIRS)は大うつ病の74.6%、双極性障害・統合失調症の85.5%を正確に鑑別

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うつ病、双極性障害、統合失調症を見分けるバイオマーカーとして、光トポグラフィ検査(NIRS)が有効であるというニュースが再びありました。光トポグラフィ検査はfMRIより簡便に脳の働きをリアルタイムで測定できる検査方法です。

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光トポグラフィ検査を併用することで、大うつ病性障害と臨床診断された患者の74.6%、双極性障害、統合失調症と臨床診断された患者の85.5%を正確に鑑別できたそうです。

光トポグラフィ検査は精神医療分野で唯一の先進医療となっていて、先進医療を実施している医療機関の一覧|厚生労働省の44番に実施している病院が載っています。光トポグラフィ検査について詳しくは、以前にまとめた記事もご覧ください。

うつ病・躁うつ病・統合失調症を見分ける光トポグラフィ検査
光トポグラフィ検査はうつ病・躁うつ病、統合失調症を6-8割の確率で見分けられるそうです

気になるのは、もし光トポグラフィ検査で慢性疲労症候群の人を調べると、どういう波形になるかということです。光トポグラフィ検査はあくまで、3つの疾患しか区別できません。慢性疲労症候群の場合、うつ病と同じ波形になってしまうか、異常がないと出るのでしょうか。

今や脳機能の計測に引っ張りだこの光トポグラフィやfMRIですが、最近のニュースでは、アメリカの大規模プロジェクトで、さらに精緻な測定技術を作ろうという動きがある、と書かれていました。

脳科学研究、米計画が突きつける日本の課題  :日本経済新聞

理化学研究所脳科学総合研究センター長を兼務する利根川進・米マサチューセッツ工科大学教授は「脳機能の計測で大きな役割を果たしたfMRI(機能的磁気共鳴画像装置)ではだめだっていうことなんだ」と、このプロジェクトの狙いを解説する。

脳機能を解明する最近の研究の進展はすさまじいが、それでも脳の仕組みは依然としてナゾに包まれている。fMRIでは深部の神経細胞一個一個の働きを観察することは不可能で、もっと革新的な観察技術、計測方法を開発しようというのが、米国の戦略だという。

慢性疲労症候群をはじめ、中枢性過敏症候群(CSS)に属する病気は、中枢神経の病気と言われています。今のところまだ異常を測定するのに苦労していますが、いつかアメリカ発の新技術で原因を特定できる日が来るかもしれないと思いました。

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