小西統合医療内科に慢性疲労外来開設

ログで、副腎疲労症候群・起立性調節障害と慢性疲労症候群の関係について繰り返し書いておられる小西康弘先生の病院、小西統合医療内科に慢性疲労外来が解説されるそうです。

大阪で慢性疲労症候群を治療する

慢性疲労の専門外来を立ち上げます|ドクター小西の『統合医療情報局』

小西先生の慢性疲労症候群に関する自説については以下に書かれています。

慢性疲労症候群について 1|ドクター小西の『統合医療情報局』

慢性疲労症候群について 2|ドクター小西の『統合医療情報局』

慢性疲労症候群について 3|ドクター小西の『統合医療情報局』

自己治癒力が低下した状態、という理論で慢性疲労症候群が説明できるかといえば、わたしはそうでないと思います。

しかし、以前に副腎疲労の専門書の言葉を紹介しましたが、感染症が原因の慢性疲労症候群に二次的に副腎疲労が合併することは十分ありえます。

サイトによると、「慢性疲労症候群と診断されているけど、治療を受けても一向によくならない」患者にも来院が勧められています。

今のところCFSの治療法は限られているので、市大で補中益気湯やアスコルビン酸・メチコバールを処方されているけれど、それだけではどうにも、という場合は、副腎疲労の面から治療してみるのもいいかもしれません。

行う検査:唾液中コルチゾール検査/5時間糖負荷試験/遅発型フードアレルギー/毛髪重金属検査/尿中重金属排泄試験

行う治療:ビタミン・ミネラルの補充/腸管環境の改善/重金属の除去/ミトコンドリア機能の改善

ところで、現在疲労の専門病院として、市大から分かれたナカトミファティーグケアクリニック・ナカトミ鍼灸院でも、いろいろな治療は行うようです。

案内のパンフレットによると、鍼灸・マッサージ、点滴治療、サプリメント・ドリンクの処方、カウンセリングなどを行うと書いてありました。「研究機関である大学病院では不可能なきめこまやかな治療、診療を行ってまいります」と書かれています。

どこの病院を選ぶにしても、CFS患者にとって治療の選択肢が増えつつあるのはいいことだと思います。

▼2015/02/26追記
小西統合医療内科の小西康弘先生の本を読みました。

小西統合医療内科の本「自己治癒力を高める医療」
小西統合医療内科の小西康弘先生による「自己治癒力を高める医療: 病気になるプロセスに寄り添う」を読みました。病気の症状ではなく、「病気になるプロセス」に焦点を当てた、新しい医療の形
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副腎疲労・低血糖症など