慢性的な睡眠不足が脳の神経に不可逆的な変化を生じさせるという研究


性的睡眠不足は脳に対して、これまで考えられていたよりも長期的な影響を及ぼすおそれがあることがわかったそうです。

慢性的睡眠不足で脳神経が死滅:マウスで実証

マウスを使った実験によると、短時間の睡眠不足状態では、青斑核(LC:locus coeruleus)ニューロンが、エネルギー生成に関わるタンパク質を増やし、ニューロン保護するそうです。しかし、長時間の睡眠不足状態では、LCニューロンの25%が失われました。

こちらの記事では、脳細胞に不可逆に損傷を与え、脳の神経疾患の潜在的リスクになっているともされています。

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Penn Medicineの研究によると、慢性的な睡眠不足は、「寝だめ」で解消できないだけではなく、脳細胞に不可逆の損傷を与えている

…マウスの実験によって睡眠不足が青斑核に影響を与えるだけでなく、アルツハイマー病・パーキンソン病のような神経変性疾患を潜在的に加速していることも証明されている

変化は不可逆的なものだったとはっきり書かれています。

こちらの記事でも オックスフォード大学の脳機能MRIセンターなどの研究から、睡眠不足による脳損傷が不可逆的になりうる可能性が示唆されています。

睡眠不足は脳に重大な影響 「あとで取り戻せる」は嘘|ヘルスUP|NIKKEI STYLE

長期にわたる睡眠不足は、脳細胞の不可逆的な損失(訳注*再びもとの状態に戻れない)を招く可能性があるという。「睡眠負債はあとで取り戻せる」という神話の嘘がまた暴かれたわけだ。

脳の神経疾患のひとつである慢性疲労症候群も、リスクとして慢性的な睡眠不足が知られていますが、単なる睡眠不足とあなどるのではなく、予想以上に深刻で、取り返しのつかない影響を及ぼす可能性があることを知っておく必要があります。

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その他の睡眠障害 / 子どもの慢性疲労