顎関節症の原因? 交感神経を緊張させる歯列接触癖(TCH)とは

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関節症の原因として有力視されているという歯列接触癖(TCH)についてのニュースがありました。TCHを治療して顎関節症がよくなれば、さまざまな症状がなくなる可能性があるそうです。しかもそれは自宅で治療ですることができます。

どうすれば安全安心:歯列接触癖(TCH)とは 顎、歯への負担でトラブル - 毎日新聞 はてなブックマーク - どうすれば安全安心:歯列接触癖(TCH)とは 顎、歯への負担でトラブル - 毎日新聞

顎関節症とは

「口を大きく開けられない」「顎の周りが痛い」「口を開けると顎が鳴る」が主な症状で、成人の2人に1人が一生に一度は経験するそうです。

自然に治る人が多いですが、長期化して、うつ病などの精神疾患や、原因不明の肩こり、頭痛、腰痛などの慢性疼痛につながることもあるといいます。

こちらのニュースによると、顎関節症にはさまざまなタイプがあり、タイプごとに適した治療法があるとされています。

顎の痛みには手術、マウスピースが有効?顎関節症の治療法について解説 - MEDLEYニュース

顎関節症では、その障害像(病態)によって、以下のように大きく5つの型に分けられています。

  • 咀嚼筋痛障害(I型):嚙み砕く時に必要な筋肉(咀嚼筋)の障害が主である場合
  • 顎関節痛障害(II型):靭帯や関節の袋の病変が見られる場合
  • 顎関節円板障害(III型):関節円板の障害がある場合
    • a:復位性、b:非復位性
  • 変形性顎関節症(IV型):骨の変形がある場合
  • I型からIV型では説明できないもの(V型)

それぞれの病型に合った治療法があります

また、顎関節症は全身の痛みを伴う線維筋痛症に合併することが多いことも知られています。

医療QQ - 線維筋痛症 原因不明で全身に激しい痛み 9割に顎関節症 - 医療記事 - 熊本日日新聞社

 菅院長は現在、熊本大大学院生命科学研究部の友田明美准教授らと脳科学・口腔科学的に線維筋痛症のメカニズムを解明し治療する共同研究を進めている。

歯列接触癖(TCH)とは

東京医科歯科大歯学部付属病院で顎関節治療部長を務める木野孔司先生は、2000年ごろから東京慈恵会医科大と共同で、顎関節症に影響する要因を調べたそうです。

かみ合わせ、頬づえ、歯ぎしりなどさまざまな要因を探った結果、統計学的に関係があると言えるのは歯列接触癖(TCH)だけでした。顎関節症の患者の約8割にこの癖があったそうです。

この歯列接触癖(TCH)とは、上下の一部、または全部の歯が、日常的に接触してしまっている状態を言うそうです。

歯の接触によって顎に力が加わり続けると、血液循環が悪くなり、摩擦抵抗が増大して、顎関節症になりやすくなります。

TCHが起こる原因は、ストレスなどで歯を食いしばるくせが付くことです。特に仕事でパソコンを使う人の発症率は、そうでない人の2・2倍に達していたそうです。またうつ病などの病気によるストレスが原因となることもあります。

TCHがあると、歯のかぶせ物がすぐに取れたり、歯周病がなかなか治らなかったり、原因不明の歯の痛みが起こったりもします。顎関節症としてひどくなると、食事のために口を開けようとすると激痛が走るようにもなります。

TCHの改善法

記事によるとTCHの改善には3つのステップが役立ちます。

(1)こめかみと顎に指を当て、上下の歯を合わせた時に筋肉が収縮し負荷がかかっていることをしっかり認識する。

(2)日常生活で目につく場所10か所以上に「歯を離す」「顎の力を抜く」「リラックス」といったメモを張り、それらを目にする度に力を抜く。

(3)意識せずに歯が離れるようになれば「修正」は成功。3カ月程度かかる

いろいろな症状がなくなる!

TCHを治療すればいろいろな症状がなくなるそうです。

「TCHがなくなったら腰痛、頭痛、肩こりまで治ったと言う患者さんもいます。

歯が接触していると、体が活動する時に働く交感神経が常にオンになって緊張状態が続き、それが腰痛や肩こり、頭痛などの原因になると考えられます。

自律神経の乱れは不眠やうつ病、胃腸の病気にもつながりやすいので要注意です」。

TCHについて詳しい情報は、こちらのサイトに載せられています。

次世代の顎関節症治療を考える会 木野孔司 顎関節症 サイトウ歯科 東京医科歯科大学 TCH はてなブックマーク - 次世代の顎関節症治療を考える会 木野孔司 顎関節症 サイトウ歯科 東京医科歯科大学 TCH

また、顎関節症の痛みの軽減に水溶性チタン含浸テープ(ファイテンパワーテープは)が効果があるというニュースもありました。東京医科歯科大学大学院の小川隆広先生らによる予備試験が行われたそうです。

「顎関節症による疼痛に対する水溶性チタン含浸テープの効果」として 東京医科歯科大学大学院が行った臨床予備試験が論文掲載されました。 - MSN産経ニュース

わたしも一時期、顎関節症の痛みがあって、歯医者で口を開けていられなかったり、すぐ疲れてしまって食べられなかったりしたのを覚えています。

幸い、いつの間にか症状は和らいだのですが、削ったり矯正したりする治療に比べて、こうしたテープによる治療があったら試してみたかもしれないと思いました。

以前のニュースでは、顎関節症と逆流性食道炎の関係についても報道されていたので合わせてご覧ください。

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