近年発症した10代の線維筋痛症の8割がHANS症候群?


宮頸がんワクチン接種後に全身の痛みなど線維筋痛症のような症状が表れるHPVワクチン関連神経免疫異常症候群(HANS症候群)について、専門家のコメントを含むニュースがありました。

「新しい病気」専門医も困惑する子宮頸がんワクチン被害 〈週刊朝日〉|dot.ドット 朝日新聞出版 はてなブックマーク - 「新しい病気」専門医も困惑する子宮頸がんワクチン被害 〈週刊朝日〉|dot.ドット 朝日新聞出版

日本線維筋痛症学会理事長の西岡久寿樹先生によると、従来、線維筋痛症は働き盛りの女性に多い病気のはずが、最近若年患者が増えているそうです。

そこで2009年以降に発症した10代の患者について調べてみると、8割もの患者が、このワクチン接種後に痛みが始まっていることがわかりました。

西岡久寿樹先生はこう述べています。

線維筋痛症の診断基準は満たしているものの、それだけでは説明がつかない慢性疲労や失神、記憶障害や認知障害など、多様で多彩な症状が重層的に起きている

線維筋痛症学会と難病治療研究振興財団の協力により、約2500人のデータを精査した結果、重症者は国の発表よりも多く、中枢神経関連の症状が特に多いことがわかったそうです。

また若年性線維筋痛症の専門家である横浜市立大学名誉教授の横田俊平先生はこう述べたとも書かれています。

5人同じ病状の人が来たら一つの新しい病気を疑うのは臨床医の常識。川崎病もスモンもそれで見つかった。一臨床医の立場から、今まで見たことのない新しい病気が起きているとしか言いようがない

以前にこのブログでは、若年性線維筋痛症とHANS症候群の関係について取り上げましたが、それによると、HANS症候群は、若年性線維筋痛症と違って発症に関係する素因がなく、高次脳機能障害がより強く見られるそうです。

子供の体の慢性的な痛み「若年性線維筋痛症(JFM)」とは? 原因と治療法
子どもの慢性痛、若年性線維筋痛症とはどんな病気なのでしょうか。どんな治療法が可能でしょうか。東京女子医科大学 膠原病リウマチ痛風センターの宮前 多佳子先生による「小児の線維筋痛症」

今のところ、子宮頸がんワクチンとの関連が疑われていますが、未知の別の原因が隠れている可能性もあり、この問題の取り扱いには注意が必要です。

大勢の若い人たちに非常に深刻な症状が起きていることは確かなので、病態解明や治療法の開発が進んでほしいと思います。

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