遅延性食物アレルギーによって慢性疲労が起こる場合があることは、このブログでも取り上げたことがあります。
しかし、その検査法である「IgG抗体検査」について、日本小児アレルギー学会が有効性を否定したというニュースがありました。
食物アレルギー「IgG抗体検査」 学会が有効性を否定:暮らし:中日新聞(CHUNICHI Web)
IgGの抗体量とアレルギーとの関連性は科学的に認められておらず、日本の学会だけでなく欧米の学会も、アレルギー診断に役立つとは認めていない、と説明されています。
この記事では、遅延性食物アレルギーそのものが否定されていて、本来IgGは金属などに関係するものであり、食物との関わりはない、と言われています。
小西統合医療内科の小西先生が、これらのニュースに反応しておられて、遅発性フードアレルギーの食品を除去することに確かに意味は無いものの、検査自体には有用性もあると述べておられます。