慢性疲労に関わる首の痛みは前側をほぐすことが大事?―班目先生の自律神経免疫治療


性疲労症候群の影響か、単なる体質の問題かはわかりませんが、ずっと首に違和感があって、左側に曲げにくいのが気になっていました。

もちろん、慢性疲労と首のコリの関連性を指摘した、松井孝嘉先生の頸性神経筋症候群という概念があるのは知っています。しかし、本を読んでみたものの、あまりピンとこず、感想を書く気にもなりませんでした。

そんなとき、慢性疲労症候群や線維筋痛症の治療でドクターズガイドでも取り上げられている青山・まだらめクリニック班目健夫先生が、首の不調に関係した本を出していることを知りました。

少し興味が湧いたので、「首のスジを押す」と超健康になる (自律神経を整えて体を活性化する)を読んでみることにしました。簡単に本の紹介を書きます。

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これはどんな本?

この本の著者、青山・まだらめクリニックの班目健夫先生は、自律神経免疫治療や気診治療、灸や湯たんぽなどを使うなど薬物療法に頼らない治療を通して、長年、慢性疲労症候群と線維筋痛症を治療してきた方です。

わたし自身は班目先生についてよく知らず、特にこの病院をお勧めするわけではありません。しかし慢性疲労症候群・線維筋痛症について積極的に情報発信しておられ、情報収集しているとよく名前を拝見します。

この本によると、先生は、もともと子どものころから、事故の後遺症で肩こりと頭痛がひどく、それを治したいと思い医者になったと書かれています。(p42-48)

しかし肩こりは西洋医学では治せない、そもそも病気としてすら扱われていない、という衝撃的な事実に出くわして、東洋医学の良い面も取り入れる「統合医療」を始めたそうです。

カギは2つ、筋肉をほぐすことと温めること

班目先生のところには、全国からさまざまな難病に悩む人が訪れるそうですが、治療に用いる原則は二つに集約されるそうです。

これらの多様な病気や症状に対して、私は共通のシンプルな原則で治療に当たっています。いわゆる不定愁訴から、治療困難、あるいは治療法がないとされる難病まで、治療のアプローチはまったく同じです。

その原則とは、以下の2つです。

(1)首を中心とした筋肉のこりをほぐす

(2)湯たんぽや使い捨てカイロを使って体を温める

もちろん、こんなことで病気が治るのか、という意見は多く聞くそうです。しかし先生は逆にこう問いかけています。

しかし、批判する人に、逆に私は問いかけたいと思います。

筋肉をこりのない状態に保ったり、体を冷やさずにいたりすることが、現代人にとっていかに難しいか、それをご存じでしょうか、と。

私が診察をする人たちの体には、大抵、異常といっていいレベルの筋肉のこりがあります。そして、驚くほど冷えています。(p14)

筋肉がこっている、体が冷えているというのは、交感神経が過緊張状態にあり、血管が収縮しているということです。

すると自律神経が乱れ、代謝が滞り、体の免疫力や回復力が働きません。この本では、そのあたりのメカニズムについて、医師の観点から詳しい説明が書かれています。

そしてその治療法として、自宅でできることがいろいろ提案されています。

首をほぐすには前側を揉むことが必要

自宅でできること、といっても、結局のところ、マッサージしたり、温めたりしなさい、という程度のことしか書かれていないのだろうと思う人もいるかもしれません。

確かにそうなのですが、少し珍しい方法が書かれています。その一つは、拮抗筋に関する考え方です。

拮抗筋とは、ある動作をするとき、収縮する筋肉の反対側にある筋肉のことです。たとえば、ひじを曲げるとき、内側の筋肉は収縮しますが、外側の拮抗筋は弛緩します。

この反対側の筋肉をほぐすことが、こりの解消に必要なのだといいます。

医師や鍼灸師などから、「首の前側の筋肉がこっている」と、指摘された人はまずいないでしょう。

かように、首の前側(のど)の筋肉のこりはこれまで見過ごされていました。

しかし、首の前側のこりをほぐすと、実に多くの病気や病状が改善します。(p124)

本書では、首の前側の拮抗筋をほぐす方法や、背中の痛み、ひざ痛、坐骨神経痛、肩こりなどをほぐすときに役立つ拮抗筋の場所が図説されています。

それらの図を見ながら、自分で拮抗筋のマッサージを試してみることができます。

また、本書の後半には、11の事例が載せられており、慢性疲労症候群や線維筋痛症が改善した例もあります。もっとも、そうした例は、Web上の班目先生のブログを見れば数多く載せられています。

個人で実践することも大切

この本は、意外と薄い本で、首のほぐし方も、載せられているのは一種類だけです。もっと多くの図やイラストが載っている、ツボ押しの本のような内容を期待していたので、少し肩透かしを食らいました。

しかし、その首のほぐし方を図の通りにやってみると、今までと違った感触で、しばらく続けてみようかな、という気になりました。手軽にできるのも、嬉しいポイントです。

湯たんぽで体を温めることについては、だいぶ前に大阪市大の先生からも勧められていました。今となっては、たぶん班目先生の治療方法からヒントを得たアドバイスだったのだろうな、と思います。

冷えを改善すると線維筋痛症が和らぐという研究があることも、以前ブログで取り上げました。

手の冷え性を改善すると眠りの質が良くなる―線維筋痛症の例も
入浴などで体を温めると睡眠の質がよくなります。

この本は、あくまで「特別な治療技術を持たない一般の人」向けに書かれた本で、内容は、クリニックで行われている治療とは異なる部分もあるそうです。(p124)

とはいえ、受診できない人にとっては、(班目先生のブログを見ると沖縄から来ている人もいるそうですが)、こうした本を読んで、少なくとも個人でできる対策を取り入れてみるのがよさそうです。

▼まだらめクリニックと、そのブログへのリンク

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