視力はいいのに眼精疲労や肩こりがひどい―それは「軽い遠視」が原因かも?


■目が疲れる (眼精疲労)
■肩こりや頭痛がする
■本を読む・スマホやタブレットを使うと疲れる
■集中力が続かない
■身体に慢性的な疲労感がある
■眼の奥に痛みがある
■ひたいのあたりに重い圧迫感を感じる

うした症状は一般に眼精疲労から引き起こされることがよくあります。大人だけでなく子どもも、このような症状を訴えることもあります。

しかし、通常の視力検査では、特に異常が見つからないこともしばしばです。視力は良く、1.0以上で近眼ではないので、目が原因だとは思えないのです。そのようなときに一度疑ってみるといいのが、「軽い遠視」だといいます。

「軽い遠視」とは何でしょうか。なぜ眼精疲労の原因となるのでしょうか。

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「軽い遠視」とは何か

「軽い遠視」で肩こりや慢性的な疲労感に悩まされているのに、その影響に気づかないというのは、特に若い人に多いようです。

遠視の疲労予防策│きまた眼科 はてなブックマーク - 遠視の疲労予防策

 子供の頃には2.0あるいは1.5の視力があり、目には自信があると自慢している人で、目の疲れや肩こりを自覚している人の多くは遠視です。

「軽い遠視」の若い人の多くは、視力検査をすると、だいたい1.0以上の視力を示します。近くも遠くもよく見えて、目はまったく悪くないと思っていることも少なくありません。

しかし、「軽い遠視」の人は遠くも近くも見える反面、疲れやすく、眼精疲労になりやすいといいます。

快適に本を読んだり、勉強に集中したり、スマートフォンやタブレットを操作したりするときには、メガネをかけてストレスを和らげることが必要になります。

「軽い遠視」の人は、30代になると視力が不安定になったり、近くのものにすぐにピントが合わなくなったりします。40才前半になると手元の文字がぼやけ始めるそうです。そのときになって初めて目に問題があったのだと気づくことになるのです。

「軽い遠視」の症状については、こちらのサイトに詳しく書かれていました。

若葉眼科病院 目の常識あれこれ 遠視 はてなブックマーク - 若葉眼科病院 目の常識あれこれ 遠視

 

「軽い遠視」でなぜ疲れるのか

なぜ「軽い遠視」の人は、眼精疲労や身体の疲れを感じるのでしょうか。こちらの眼科のサイトから引用します。

岡山市の遠視(えんし)治療|目の病気|セントラル・クリニック伊島 眼科|岡山県岡山市北区 はてなブックマーク - 岡山市の遠視(えんし)治療|目の病気|セントラル・クリニック伊島 眼科|岡山県岡山市北区

「遠視は遠くがよく見える目」と思っている方が多いのですがそれは間違いです。遠視の目は遠くも近くもどちらもみえにくい状態なのです。

軽い遠視の場合、「調節」という力を使ってピントを前方に移動して網膜上に持ってくることができるので、眼鏡をかけなくても遠くがよく見えます。

しかし、強い遠視では調節が追いつかずにピンぼけになって遠くもよく見えません。

常に調節を続けて無理をしていると目がとても疲れます。なかには、頭痛や肩こりの症状が出る方もいらっしゃいます。

「軽い遠視」は、遠くを見るにも、近くを見るにもピントを調節する筋肉を使うので、常に目が緊張して、目を使う作業で疲れを感じやすいということなのです。

「軽い遠視」は子どもの疲れやすさや学習障害の原因となっていることもあります。

目の知識|遠視のお話|ハマノ眼科 / コンタクトレンズ・眼科|大阪・梅田・難波| はてなブックマーク - 目の知識|遠視のお話|ハマノ眼科 / コンタクトレンズ・眼科|大阪・梅田・難波|

特に注意しなければならないのは、こどもの場合です。こどもは目のピント合わせの力が強いので、ある程度遠視が強くても遠くを見ることは可能です。ですから、学校の視力検査でも、問題なしとされることがほとんどです。

しかし実際には、遠くを見るときも近くを見るときも(つまり目を覚ましている間中)常に目のピント合わせの筋肉を使い続けることになります(常に20cm~10cmぐらいの距離を見続けることを想像して下さい)。

そのため、疲れやすく、集中力に欠け、勉強の能率が上がらないということがよくおこります。

子どもや若い人で、目の視力はよく、検査では何の問題もないのに、眼精疲労や体の疲れやすさ、肩こりを訴え、集中力が続かない場合は、「軽い遠視」が原因のことがあるのです。

「軽い遠視」の眼精疲労を改善するには

「軽い遠視」が原因の眼精疲労は、前述のとおり、視力検査では問題を指摘されにくいようです。

本人や親が、「もしかして目が疲れる原因は眼精疲労にあるのかも?」と気づくことが大切です。

その上で、「軽い遠視」を扱っているクリニックを受診するのがいいかもしれません。インターネットで調べれば、ウェブサイト上に「軽い遠視」について書いてある病院が見つかるでしょう。

そうした病院で特殊な検査をすれば、軽い遠視という診断が確定することもあるようです。

眼の疲れ - ウエダ眼科 理事長:植田喜一(うえだきいち) オフィシャルサイト はてなブックマーク - 眼の疲れ - ウエダ眼科 理事長:植田喜一(うえだきいち) オフィシャルサイト

34歳の男性です。目の疲労を訴えて来院されましたが、肩のあたりがつっぱる感じで頭痛もするとのことでした。

営業マンでパソコンは仕事で1日2~3時間は使用されていました。遠方(5m)の視力は右1.5、左1.5でよく見えています。近方(30cm)の視力は右0.9、左0.9でわりと見えています。

ここで私が疑ったのが、両眼の遠視と調節性眼精疲労です。特殊な検査(調節麻痺剤を使用した屈折負荷検査、アコモドメータによる負荷調節検査)を行なって、上記の診断が確定しました。

「弱い遠視」であることがわかれば、メガネやコンタクトレンズによって、眼精疲労などの疲れやすさが和らぐことも少なくありません。

遠視の矯正には凸レンズを使います。焦点を近くに結べるようにすると、無理をすることなく網膜にピントが合うようになります。アトロピンなどの調節麻痺剤を使って、メガネの度を決めます。

普段はメガネやコンタクトを装着する必要はありませんが、読書やパソコン作業、タブレット・スマホを使うときだけにかけるといいそうです。

また強い遠視であれば、レーシックが行われることもあるようです。

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通常、凸レンズの眼鏡、あるいはコンタクトレンズを使用して遠視の矯正を行っていきます。

眼鏡・コンタクトレンズの装用が困難な場合、LASIK等の手術も選択の1つです(18歳以上、遠視の程度が安定している、手術の適応に合致しないとできません。)

飽きやすい、集中できないという子どもの場合も、早計にADHDなどの発達障害と診断するのではなく、遠視の治療を受けてみることで集中できるようになることもあるそうです。

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どうも勉強していても落ち着きがない、飽きっぽい、 目が疲れやすいなど、こどもを見ていてこのようなことが気になった場合、一度眼科で検査を受けさせることも考えに入れなければなりません。

今まで 落ち着きがなかったこどもが、遠視用の眼鏡をかけてから落ち着き、成績も上がるということはよく見られます。

このように視力はいいのに、目が疲れる、痛い、パソコンなどの作業がしんどいという人や、そのような子どもを持つ親は、「軽い遠視」を疑って専門家を受診してみることをお勧めします。

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視機能障害