新しいタイプの睡眠薬ベルソムラ、医師によると「中途覚醒」と「熟眠障害」に効果的?


近登場した、まったく新しいタイプの睡眠薬であるベルソムラについて、睡眠総合ケアクリニック代々木の中村真樹院長が効果を説明している詳しい記事が掲載されていました。

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ベルソムラは去年、世界に先立って日本で認可された新しいタイプの睡眠薬です。従来の睡眠薬とは異なり、自然な睡眠を導くと言われています。

オレキシン受容体に作用する新しいタイプの睡眠薬ベルソムラが製造承認
新しいタイプの睡眠薬ベルソムラ(スボレキサント)が製造承認されたそうです。

1.これまでの睡眠薬との違い

ベルソムラは、初の「オレキシン受容体拮抗薬」というジャンルの睡眠薬です。

広く使われているベンゾジアゼピン系などの「GABA受容体作動薬」が、脳全体をシャットダウンするして無理やり寝させる薬なのに対し、「オレキシン受容体拮抗薬」は、脳の過剰な覚醒を抑制し、自然な眠りを導く薬であると言われています。

またベンゾジアゼピン系の薬に筋弛緩作用があるのに対し、ベルソムラにはそれがありません。そのため不安や緊張を和らげるという効果はありませんが、ふらつきや転倒といった副作用もありません。

2.効果のある症状

日本睡眠学会の定義によると、不眠症には4つの症状があります。

■寝つきの悪い「入眠障害」
■夜中に目が覚めてしまう「中途覚醒」
■きちんと寝ているのに熟睡感が得られない「熟眠障害」
■朝早く目が覚めてしまう「早朝覚醒」

中村医師によると、ベルソムラ発売から今までの経験に基づく限り、ベルソムラには「中途覚醒」と「熟眠障害」の2つに効果があると感じられるそうです。

従来の睡眠薬だと、入眠はできても、夜中に目が覚めたり、熟眠感がなかったりすることが多かったのですが、ベルソムラを使うと、起きている状態を抑制させる作用のおかげで、途中で目も覚めず、安定して眠れるそうです。

飲んだその日から効くわけではなく、しばらく使ってみるのが大切とのこと。

3.副作用は?

オレキシンを制限する薬というと、同じくオレキシン欠乏によって生じるナルコレプシーなどの病気を引き起こすのでは?と感じますが、ナルコレプシーほどオレキシンが少なくなることはないそうです。

効果は7時間続くので、人によっては朝眠いこともあるそうです。

 

ベルソムラは劇的な効果がないので地味な印象がありますが、この話を見る限り、これまでなかなか改善が難しかった中途覚醒や熟眠感欠如に効く場合もあるということなので、選択肢の一つとして覚えておくとよいかもしれません。

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