2017年の気になる本のリスト

2017年発刊の、わたしが関心を惹かれた本の一覧です。

気になる本のリストですので、内容を確認していないものも多分に含まれます。新しい情報を見つけ次第、リストを更新・追加していきます。

昨2016年のリストはこちら。

2016年の気になる本のリスト
2016年発刊の、わたしが関心を惹かれた本の一覧です。 気になる本のリストですので、内容を確認していないものも多分に含まれます。翌2017年のリストはこちら。 2016年の

2017年の気になる本

■5/22 愛着関係とメンタライジングによるトラウマ治療: 素朴で古い療法のすすめ
…愛着トラウマとPTSD・解離性障害などトラウマ障害についての最新の治験や治療についての本

■5/8 子どもの敏感さに困ったら読む本: 児童精神科医が教えるHSCとの関わり方
…長沼先生のHSC(人いちばい敏感な子ども)の本

■4/19 寝ても寝ても疲れがとれない人のための スッキリした朝に変わる睡眠の本
…東京疲労・睡眠クリニックの梶本修身先生による睡眠の質の向上についての本

■4/15 心を操る寄生生物 : 感情から文化・社会まで
…微生物が脳の神経系に及ぼす影響についての神経寄生生物学の研究

■4/12 アスピーガールの心と体を守る性のルール
…アスペルガー女性が性被害から身を守るためのアドバイス

■4/7 解離性障害のことがよくわかる本 影の気配におびえる病 (電子版)
2012年の本の電子版

■4/6 睡眠の教科書――睡眠専門医が教える快眠メソッド
…睡眠障害の第一人者による解説。ADHDと睡眠障害のつながりも載っているとのこと。

■3/24 コミックエッセイ 敏感過ぎる自分に困っています
…長沼先生によるHSPのコミックエッセイ

■3/15 改訂 起立性調節障害の子どもの正しい理解と対応改訂 起立性調節障害の子どもの日常生活サポートブック
…起立性調節障害(OD)の第一人者田中英高先生の著書の改訂版

■3/15 情動とトラウマ: ―制御の仕組みと治療・対応―
…児童思春期~成人期におけるトラウマ治療についての解説

■3/1 新版 よくわかる境界性パーソナリティ障害 (こころのクスリBOOKS)
…帝京大学医学部附属病院メンタルヘルス科の林直樹教授によるBPDの本

■2/28 線維筋痛症を自分で治す本
…ハートメディカル代表による中医学をベースとした線維筋痛症へのアプローチ

■2/25 ルポ ネットリンチで人生を壊された人たち (光文社新書)
…SNSの炎上などで悪い評判がネット上に刻まれ、トラウマを負った人たちの実情と、救済策を取材した本

■1/27 COCORA 自閉症を生きた少女 1 小学校 篇COCORA 自閉症を生きた少女 2 思春期 篇
…自閉症スペクトラム障害の著者による自伝的小説。杉山登志郎先生推薦。

■1/25 自閉症と感覚過敏―特有な世界はなぜ生まれ、どう支援すべきか?
…福井大学の熊谷高幸先生による自閉症の感覚世界の考察

感想:自閉症のさまざまな症状の根本にあるのが感覚過敏である、という最近の理解を、当事者の自伝やアンケート結果からわかりやすく説明した本。

注意の切り替えの難しさ、こだわり、コミュニケーションの苦手さ、自己刺激的行動など、一見つながりがわかりにくい自閉スペクトラム症の症状が、感覚過敏というひとつのキーワードによってどう結びつくかが丁寧に説明されています。

とても読みやすくわかりやすい反面、裏づけ実験などへの言及がほとんどなく、主観に基づいているので、専門家の本というより、ネットの個人ブログの考察のような印象も。感覚過敏にまつわる様々な話題をおおまかに把握するのに良い本でした。

■1/24 親に壊された心の治し方 「育ちの傷」を癒やす方法がわかる本 (こころライブラリー)
…自らも虐待のサバイバーであり博士号も持つ著者による自尊感情回復プログラム「SEP」の本

■1/20 新装版 不安でたまらない人たちへ: やっかいで病的な癖を治す
…強迫性障害(OCDの専門家シュウォーツ教授による行動療法「四段階方式」についての本の新装版

■1/19 うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち
…自身の体験やうつ病からの脱出した人たちへの取材から書かれた、うつ病のドキュメンタリーコミック。

■1/21 解離の舞台―症状構造と治療
…解離の専門家、柴山雅俊先生による、解離の症状や自閉スペクトラム症との鑑別、治療方法などを解説した本。(出版社による目次)

感想:「解離の構造」と似ている部分も多いですが、近年の話題を取り入れて、より具体的になっているように思います。 ■解離の自己イメージと色 ■解離型自閉スペクトラム症 ■無秩序型愛着と過剰同調性、解離人格のつながり などは新しく興味深い内容でした

定型発達の解離性障害と、解離型ASDの類似点や違いについて詳しく書かれていて参考になりました。 ASDの人のICは、定型発達のICと幾分異なっていて、身につける仮面のような役割を持っていることが多い、という部分は、前にブログで考察したとおりで安心しました。

テーブルテクニック(自我状態療法)やブラインドテクニック、マインドフルネス、グラウンディングなどの技法も簡単に紹介されていて、具体的にどんな場面で役立つのか理解が深まった気がします。特に過剰同調性と色の考察が面白かったです。

「解離型自閉症スペクトラム障害」の7つの特徴―究極の少数派としての居場所のなさ
解離症状が強く出る解離型自閉症スペクトラム障害(解離型ASD)の人たちの7つの症状と、社会の少数派として生きることから来る安心できる居場所のなさという原因について書いています。