若年発症もあるレビー小体型認知症の10の症状―薬に過敏,幻視,疲労感,パーキンソン症状など

空が青くてきれいだと思った。
そして、『なぜ私は、空がきれいだと思うのだろう』と不思議に思った。
世界は、灰色でもなければ、歪んでもいなかった。
認知症と言われても、私は、平気で歩き、空をきれいだと想うんだ…。(p115)

なたは「認知症」というとどんなイメージを持っていますか? 

家族のこともわからなくなる、身の回りのことさえ自分でできなくなる、思考力がなくなって話が通じなくなる、そんな悪いイメージがあるかもしれません。

しかし実際には「認知症」にはもっとさまざまな人が含まれています。今回取り上げる「レビー小体型認知症」(DLB)の人は、認知症全体の実に2割を占めますが、特に初期段階では、はっきりとした脳の萎縮は見られないことが多く、思考力を保ち、一見普通の人と変わらないこともあります。

その一方で、薬にとても過敏だったり、重い疲労感などの自律神経症状、パーキンソン病のような震えやこわばり、幻覚など、一見「認知症」とは思えないような症状が強く現れたりします。

特に若年発症の場合は、うつ病など他の病気と誤診され、抗うつ薬などの治療によってかえって悪化し、原因不明の難治性の精神疾患とみなされてしまっている場合もあるようです。

レビー小体型認知症とはどんな病気なのでしょうか。若年発症の場合にはどんな問題があるのでしょうか。パーキンソン病とどのような関係があるのでしょうか。どうやって治療するのでしょうか。

レビー小体型認知症がよくわかる本 (健康ライブラリーイラスト版)私の脳で起こったこと レビー小体型認知症からの復活など、専門家や当事者の本にもとづき、役立つ情報をまとめてみました。

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少数派を「障害者」と見なすと気づけないユニークな世界―全色盲,アスペルガー,トゥレットの豊かな文化

ワシントンDCのガロデト大学(世界で唯一の聴覚障害の学生のための大学)を訪ねて、「聴覚障害」について話したとき、聾の学生のひとりから手話で、「ご自分が手話障害だと思ったらどうですか?」と言われた。

それはとてもおもしろい形勢逆転だった。というのも、何百人という学生がみんな手話で会話をしていて、私は通訳をとおしてしか何も理解できず、何も意思を伝えられない、言葉の不自由な人だったのだ。(p318)

れは、道程:オリヴァー・サックス自伝の中で、脳神経科医オリヴァー・サックスが語っているエピソードです。

わたしたちの社会では、健康な「健常者」と、何かが欠けて劣っている「障害者」という区別が大きな疑問もなく受け入れられています。しかしそれは本当に正しいのでしょうか。

H・G・ウェルズの架空の短編小説「盲人国」(タイム・マシン 他九篇 (岩波文庫)収録)では、ある旅人が、目の見えない人だけの村に迷い込みました。

旅人は最初、盲人たちを哀れんでいましたが、やがて、異質なのは自分のほうで、その村には豊かな文化が根づいていることを知りました。

わたしたちの社会で「障害者」とみなされている人たちも、ある面では「健常者」より優れた能力を持っていることが少なくありません。そしてそれを活かして独自の文化を創りあげています。

この記事では、幾つかの本を参考に、全色盲、自閉スペクトラム症、トゥレット症候群などの人を通して、彼らの豊かな文化について考えます。

そして、「健常者」と「障害者」という見方は、実のところ「多数派」と「少数派」の違いを反映しているにすぎないのではないか、という点を考えたいと思います。

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視線を調べて大人の発達障害(自閉スペクトラム症)かどうかを2分で判別できる技術が開発

井大学子どものこころの発達研究センターなど、複数の研究機関の共同研究で、思春期から成人の自閉スペクトラム症(ASD)[従来のアスペルガー症候群を含む]の診断の補助に活用できる技術が開発されたというニュースがありました。

視線パターンで思春期・青年期の自閉スペクトラム症を高率で見分けることが可能に | お知らせ | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構 はてなブックマーク - 視線パターンで思春期・青年期の自閉スペクトラム症を高率で見分けることが可能に | お知らせ | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構

ASD、成人男子も機器で診断 福井大など開発、乳幼児以外も実証 特集・医療最前線 福井のニュース |福井新聞ONLINE:福井県の総合ニュースサイト はてなブックマーク - ASD、成人男子も機器で診断 福井大など開発、乳幼児以外も実証 特集・医療最前線 福井のニュース |福井新聞ONLINE:福井県の総合ニュースサイト

成人男性の自閉症、2分で診断 映像見せ視線測定  :日本経済新聞 はてなブックマーク - 成人男性の自閉症、2分で診断 映像見せ視線測定  :日本経済新聞

対人の障害、視線で8割判別…福井大など : yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞)

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「おひさまの家」のサイト開設―小児睡眠障害・小児慢性疲労症候群の当事者団体

庫県立リハビリテーション中央病院子どもの睡眠と発達医療センターの元入院患者の方たちが立ち上げた、小児睡眠障害や小児慢性疲労症候群に関する当事者団体「おひさまの家」のサイトが開設されていました。

「おひさまの家」は、2013年3月、兵庫県立リハビリテーション中央病院の元入院患者らを中心に発足し、2015年7月の時点で、58人にメンバーからなる団体に発展しました。

メンバーが集まるピア・カウンセリングや、交流会などを中心に活動し、会報や、SNSを通じた情報交換、さらには当事者研究や啓発運動なども行っているそうです。

当時の自分たちと同じように悩み苦しむ子どもをなくしたい!という思いから、講演事業・交流事業・広報事業などに取り組んでおられるそうです。

■公式ウェブサイト

おひさまの家 小児睡眠障害・小児慢性疲労症候群 当事者団体

■公式Facebookページ

■公式Twitter
アカウント名は「おひさまの家」(@ohisama_house)となっています。

そのほか代表 荒西友里さんはTEDスピーチでの啓発などにも取り組んでおられます。

おひさまの家の活動については、いま、小児科医に必要な実践臨床小児睡眠医学の「小児睡眠障害当事者研究への取り組み」のColumn『小児睡眠障害当事者団体「おひさまの家」とは』にも載せられています。(p106-107)

将来的にはNPO法人の設立を目指しておられるとのことで、今後の活動や発展に期待したいと思います。

女性のアスペルガー症候群の意外な10の特徴―慢性疲労や感覚過敏,解離,男性的な考え方など

近年、アスペルガー症候群がよく知られるようになりました。

しかし、みなさんが知っていることは、じつはほとんどが男性のアスペルガー症候群の情報です。

女性の場合には悩みごとも対処法も男性とは異なります。

れは、女性のアスペルガー症候群 (健康ライブラリーイラスト版)の冒頭に書かれている言葉です。

アスペルガー症候群(DSM-5では「自閉スペクトラム症:ASD」に統一)というと「空気が読めない」「オタク気質」「理系」といった特徴を持つ男性を思い浮かべる人が少なくありません。

しかし同じアスペルガー症候群といっても、女性の場合は現われる特徴がかなり異なっていて、アスペルガー症候群であることがわからないまま、さまざまな苦労を抱えていることが明らかになってきました。

特に、コミュニケーション能力にはそれほど問題がないように思えても、独特の脳機能に由来するストレスを抱え込み、子どものころから、慢性疲労、慢性疼痛、概日リズム睡眠障害など、原因不明の身体症状を抱える人が少なくないようです。

また、記憶や感覚の処理が普通の人とは違っていて、解離症状を示したり、独特なパニック症状「メルトダウン」や、過去が生々しくフラッシュバックする「タイムスリップ現象」に悩まされる人もいます。

この記事では、そうした女性のアスペルガー症候群の意外な10の特徴、およびその対処法を、さまざまな資料を参考にしてまとめてみました。

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