「不器用な子どもたち」発達性協調運動障害(DCD)とは何か―NHKによる子どもの睡眠と発達医療センターの取材

「ボールをキャッチできない」
「靴の紐が結べない」
「字が汚い」
「スプーンやフォークが使えない」
「階段の上り下りが苦手」

NHKのハートネットTVのブログで、兵庫県リハビリテーション中央病院「子どもの睡眠と発達医療センター」の発達性協調運動障害(Developmental coordination disorder:DCD)、あるいはディスプラクシア(Dyspraxia)の子どもたちの取材記事が載せられていました。

「不器用な子どもたち」に理解と支援を | Connect-“多様性”の現場から | ハートネットTVブログ:NHK はてなブックマーク - 「不器用な子どもたち」に理解と支援を | Connect-“多様性”の現場から | ハートネットTVブログ:NHK

発達性協調運動障害の子どもたち【前編】 | Connect-“多様性”の現場から | ハートネットTVブログ:NHK はてなブックマーク - 発達性協調運動障害の子どもたち【前編】 | Connect-“多様性”の現場から | ハートネットTVブログ:NHK

発達性協調運動障害の子どもたち【後編】 | Connect-“多様性”の現場から | ハートネットTVブログ:NHK はてなブックマーク - 発達性協調運動障害の子どもたち【後編】 | Connect-“多様性”の現場から | ハートネットTVブログ:NHK

発達性協調運動障害(DCD)は注意欠如多動性障害(ADHD)や自閉スペクラトラム症(ASD)の子どもに見られることもある「不器用さ」のことで、だれもが無意識にできるはずの簡単な作業がうまくできない脳の発達障害の一種だと考えられています。

発達性協調運動障害にはどんな特徴があるのでしょうか。どんな困りごとを抱えているのでしょうか。

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線維筋痛症の治療法の最近のニュース―全身振動,サインバルタ,トリガーポイント,温熱療法

維筋痛症の治療に関するニュースがいくつかたまってきたので、まとめて記事にしておきます。

全身振動(WBV)による転倒リスク予防、サインバルタによるQOL改善、交感神経優位型に対するトリガーポイント注射と温熱療法についてです。

追記:線維筋痛症学会関連のほかのニュースとして、線維筋痛症のデフォルトモードネットワークの異常や、線維筋痛症を歌で表現するシンガーソングライターの方の話も追加しました。

1.全身振動刺激トレーニングでバランス改善

線維筋痛症では、健康な人よりも転倒のリスクが高いそうですが、 全身振動刺激トレーニングによって、女性患者の転倒予防ができるとされていました。

全身振動刺激トレーニングは線維筋痛症のバランス能力を改善する? - MEDLEYニュース はてなブックマーク - 全身振動刺激トレーニングは線維筋痛症のバランス能力を改善する? - MEDLEYニュース

全身振動(Whole Body Vibration:WBV)トレーニングとは、振動するプラットホームの上に立ち、足下から振動を与えられた状態でスクワットなどをするというものだそうです。

当初、宇宙飛行士やアスリートのトレーニングとして開発されましたが、パーキンソン病や麻痺患者、高齢者のバランス能力改善にも取り入れられているようです。 検索してみると、かなりヒットするので、取り入れている医療機関もそれなりにある様子。

線維筋痛症そのものを改善するわけではないのかもしれませんが、転倒による二次的な被害や寝たきりへの移行を防ぐ点で役に立ちそうです。

2.デュロキセチン(サインバルタ)でQOL改善

線維筋痛症学会では、今年5月に線維筋痛症の適応が追加されたデュロキセチン(サインバルタ)の試験の結果について話されたそうです。

ダブルブラインド試験では、14週間の使用で線維筋痛症の患者のQOL(生活の質)が改善し、効果は50週続いたとのこと。

SNRIデュロキセチン14週投与で線維筋痛症のQOL改善-国内第Ⅲ相試験|2015年_薬剤情報|ニュース|Medical Tribune

国内臨床第Ⅲ相試験(①同薬群のプラセボ群に対する優越性を検討した多施設共同二重盲検群間比較試験②長期継続試験)の結果が発表され,わずか14週の投与でSF-36の下位尺度8項目全てが有意に改善していたことや,50週にわたり鎮痛効果や日常生活動作(ADL)改善効果が継続していたことが報告された。

このニュースは、このブログの過去記事でも取り上げました。

サインバルタに「線維筋痛症に伴う疼痛」の効能を追加
サインバルタの効能に線維筋痛症が追加されたそうです。

3.トリガーポイント注射と温熱療法

線維筋痛症学会では、交感神経優位なタイプの線維筋痛症患者には、トリガーポイント注射と温熱療法が効果的であるという発表があったそうです。

交感神経優位型の疼痛患者にトリガーポイント注射と温熱療法が有用|2015年_学会レポート|ニュース|Medical Tribune

東京医科大学八王子医療センターリウマチ性疾患治療センター教授の岡寛氏は,慢性疼痛を訴える患者に対し,自律神経検査を用いて不定愁訴をスクリーニングし,交感神経優位型の症例にはトリガーポイント注射と温熱療法で自律神経のバランスを是正して疼痛症状を軽減させる治療法を考案。

線維筋痛症には、筋付着部炎型、筋緊張亢進型、うつ型の3つのタイプがあるそうです。

交感神経優位で緊張している場合には、トリガーポイント注射で緊張をゆるめたり、温熱療法で自律神経バランスを改善したりすると痛みが和らぐ、ということでしょうか。

温熱療法というと、低温サウナ療法や和温療法と呼ばれているものが慢性疲労症候群(CFS)の治療にも用いられて効果を上げていますね。

4.デフォルト・モード・ネットワーク(DMM)も関与

また線維筋痛症学会では線維筋痛症の人にデフォルト・モード・ネットワークの異常が見られることも、順天堂大学練馬病院メンタルクリニックの臼井千恵准教授により報告されていました。

線維筋痛症は脳機能障害の症候群として捉えるべき|2015年_学会レポート|ニュース|Medical Tribune

デフォルト・モード・ネットワーク(DMM)とは安静時の脳の活動領域のことで、さまざまな精神神経疾患では、この脳機能に異常が見られると言われています。

治療によって痛みが治まるとデフォルト・モード・ネットワークの脳機能も改善し、治療効果の予測にも役立つかもしれないとされています。

いずれにしても、人によって症状や原因はさまざまなので、専門家の意見も聞きつつ、自分に適した治療法を見極めて使っていくのが良さそうです。

線維筋痛症の治療法に関するさまざまな専門家の取り組みは、こちらの本にも網羅的に書かれていたので、興味があればご覧ください。

5.線維筋痛症の痛みを歌で表現

線維筋痛症学会のうも一つのニュースとして、20代と50代の患者さんの闘病経験が話された、という報告もありました。

線維筋痛症の闘病体験を基に作詞して楽曲を制作|2015年_健康・公衆衛生|ニュース|Medical Tribune

20代の患者は、シンガーソングライターを目指す如月まぁやさん。

私の個性は闘病生活。疾患と向き合ってきた自分のこれまでの経験を歌で表現することで,苦しんでいる患者さんを励ましていきたいと同時に,疾患の認知度を高めるために,世間に広めていきたい

ということで、作成された楽曲「pain」と「Relief」の歌詞がリンク先に掲載されています。

風が吹いても痛みを感じたり、太陽の光が苦痛だったりといった線維筋痛症の症状について、詩的な言葉で表現されています。

50代の患者は、岡寛先生の診察を機に線維筋痛症だとわかり、プラス思考に転じて保育関係の仕事ができるようになった方。

さまざまな出会いは何か一つのきっかけで生まれる。その出会いによっては,自分の気持ちを黙っていても支えてくれる。それが,この病気と付き合う上で大事なことと感じている

と述べておられます。

線維筋痛症という難病の中でも自分のできることに携わって居場所を見出している方がいることには励まされますね。

若者の早起き強制は拷問―オックスフォード大学の睡眠の専門家ポール・ケリー

ックスフォード大学睡眠概日神経科学研究所のポール・ケリー名誉臨床研究フェローが科学フェスティバルで、若者の早起きの問題について述べたことがニュースになっていました。

要約すると、10歳から55歳の大半の人の体内時計は早起きに不適切なので、学校や職場の始業時間を遅らせるべき、というものだそうです。

9時始業は「拷問のようなもの」 英睡眠専門家の提言が話題 (J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース はてなブックマーク - 9時始業は「拷問のようなもの」 英睡眠専門家の提言が話題 (J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース

「早起き」すると寿命が縮む? オックスフォード大学の研究で判明 - ライブドアニュース はてなブックマーク - 「早起き」すると寿命が縮む? オックスフォード大学の研究で判明 - ライブドアニュース

午前10時前の就業開始は拷問に等しく、従業員を病気にする(英研究) : カラパイア はてなブックマーク - 午前10時前の就業開始は拷問に等しく、従業員を病気にする(英研究) : カラパイア

朝早い授業は睡眠不足を引き起こすだけ。米医師会が中高生の始業時間を8時半以降に設定するように勧告 : カラパイア はてなブックマーク - 朝早い授業は睡眠不足を引き起こすだけ。米医師会が中高生の始業時間を8時半以降に設定するように勧告 : カラパイア

学校も会社も朝は10時から!? 早すぎると心身に悪影響の可能性 | Bi-Daily Sun New York はてなブックマーク - 学校も会社も朝は10時から!? 早すぎると心身に悪影響の可能性 | Bi-Daily Sun New York

Sleep Expert Paul Kelly Says Work And School Days Should Start At 10 A.M. : LIFE : Tech Times はてなブックマーク - Sleep Expert Paul Kelly Says Work And School Days Should Start At 10 A.M. : LIFE : Tech Times

Work shouldn’t start until 10am and school even later, says sleep expert – ScienceAlert

はてなブックマーク - Work shouldn’t start until 10am and school even later, says sleep expert - ScienceAlertStarting work before 10 a.m. is tantamount to torture and is making staff sick and stressed: researcher | National Post はてなブックマーク - Starting work before 10 a.m. is tantamount to torture and is making staff sick and stressed: researcher | National Post

 

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【11/3】「脳科学から見た子ども虐待」タイチャー先生の国際交流講演会(福岡市)

岡市の福岡女学院大学で、2015/11/3に、マーチン・H・タイチャー(Martin.H.Teicher)先生による「脳科学から見た子ども虐待」という国際交流講演会が催されるそうです。

【発達教育学専攻】専攻開設記念国際交流講演会のお知らせ|News&Events|福岡女学院大学・福岡女学院大学短期大学部

ハーバード大学医学部のタイチャー先生というと、このブログでも取り上げた、いやされない傷―児童虐待と傷ついていく脳を福井大の友田明美先生と執筆された方で、脳科学から見た子ども虐待の研究の第一人者です。

子ども虐待の脳科学は、虐待やネグレクトによる愛着障害第四の発達障害や、後遺症として残ることもある境界性パーソナリティ障害とも関係しています。

講演会のチラシには次のように解説されています。

これまで虐待の影響は主に心理的な問題と考えられてきました。

しかし近年、虐待が子どもの脳に対し、重篤な影響を及ぼすことが示されてきました。

子どもの脳は身体的な経験を通して発達していきます。

この脳の発達に重要な時期に虐待を受けると、厳しいストレスにより脳の構造や機能に消すことのできない傷が刻み付けられてしまうといいます。

この衝撃的な事実の解明に、先駆的な役割を果たしてきた研究者であるタイチャー氏を講師に招き、講演会を開催致します。

この講演会はFOUR WINDS乳幼児精神保健学会特別セミナーであり、青森県で行われる学術集会とともに福岡市でも講演していただくことになりました。

日時や費用などの詳細は以下のようになっています。

開会:2015年11月3日(火)13:30〜
場所:福岡女学院大学 ギール記念講堂(福岡市南区3-42-1)
定員:500名
参加費:無料

申し込みは上記のサイトからどうぞ。 チラシには、申し込み方法や交通アクセスなども書かれています。

いやされない傷―児童虐待と傷ついていく脳に関するこのブログでのまとめはこちらです。

だれも知らなかった「いやされない傷 児童虐待と傷ついていく脳」(2011年新版)
子どもの虐待は、近年注目を浴びるようになって来ました。しかし、虐待が脳という“器質”にいやされない傷を残すことを知っている人はどれだけいるでしょうか。友田明美先生の著書「いやされな

愛着障害の子どもの脳の2つの特徴―左脳の視覚野が減少,ADHDより線条体が働かない

井大の友田明美先生のグループの、愛着障害(RAD)の子どもについての研究成果がニュースになっていました。

虐待児“褒めても響きにくい” - NHK福井県のニュース はてなブックマーク - 虐待児“褒めても響きにくい” - NHK福井県のニュース

虐待受けた愛着障害児は脳に異常 福井大が世界初の研究成果 特集・医療最前線ふくい 福井のニュース |福井新聞ONLINE:福井県の総合ニュースサイト はてなブックマーク - 虐待受けた愛着障害児は脳に異常 福井大が世界初の研究成果 特集・医療最前線ふくい 福井のニュース |福井新聞ONLINE:福井県の総合ニュースサイト

福井)愛着障害児の脳の働きや形態を解明 福井大:朝日新聞デジタル はてなブックマーク - 福井)愛着障害児の脳の働きや形態を解明 福井大:朝日新聞デジタル

虐待で疾患の子、感情読み取る脳の部位小さく : 科学・IT : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

虐待受け脳異常の傾向 福井大が「愛着障害」の子研究:福井:中日新聞(CHUNICHI Web) はてなブックマーク - 虐待受け脳異常の傾向 福井大が「愛着障害」の子研究:福井:中日新聞(CHUNICHI Web)

虐待で精神疾患の子ども…表情、感情認知が困難か : 医療ニュース : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞) はてなブックマーク - 虐待で精神疾患の子ども…表情、感情認知が困難か : 医療ニュース : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞)

<虐待受けた子供>脳の機能低下 褒めても響かぬ?(毎日新聞)|dメニュー(NTTドコモ) はてなブックマーク - <虐待受けた子供>脳の機能低下 褒めても響かぬ?(毎日新聞)|dメニュー(NTTドコモ)

神戸新聞NEXT|医療ニュース|虐待受けた子ども、脳機能低下 褒められても心に響かず 理研など はてなブックマーク - 神戸新聞NEXT|医療ニュース|虐待受けた子ども、脳機能低下 褒められても心に響かず 理研など

以前にこのブログで取り上げた点も含まれていますが、今回のニュースでは2つの点が扱われています。

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