ディズニー映画のピクサー社長が語る―多様性を認めると創造性豊かになるのはなぜか

造性、クリエイティビティを発揮する秘訣については、さまざまなアーティストが、さまざまなアドバイスを語っています。

その中で、創造性には多様性が大切であり、万人に当てはまる定義はない。そう述べるのは、近年ディズニー映画の立役者として成功したピクサー・アニメーション・スタジオの社長、エド・キャットムルです。

「こうすればクリエイティブになれる!」という本はいろいろありますが、「創造性をあえて定義しない」という考え方を記したピクサー流 創造するちから―小さな可能性から、大きな価値を生み出す方法はとても面白い本でした。

なぜ多様性をベースにすると創造性が豊かになるのか、ということについて

■自分の意見と他人の意見は違うことを受け入れる
■他人に役立つものが自分にも役立つとは限らないことを認める

という2つの観点から調べてみたいと思います。

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現実感がない「離人症状」とは何か―世界が遠い,薄っぺらい,生きている心地がしない原因

離人症の人の目には、周りの世界は、異様で、奇妙で、なじみがなく、夢のように映る。

物はときおり不思議なほど小さく見え、平たくなることもある。音は遠くから聞こえるように思える。

…情動もやはり、著しく変化する。患者たちは、苦痛も快感も経験できないと苦情を言う。…彼らは自分自身に不案内になってしまったのだ。(p168)

れは身体はトラウマを記録する――脳・心・体のつながりと回復のための手法という本に載せられている、ベルリンの医師ポール・シルダーが1928年に書いた「離人症」「離人感」(depersonalization)の特徴です。

100年近く前に書かれたこの同じ離人症を経験する人は、今の時代にも大勢います。現実感ののない感覚。それはとても気持ちが悪く、不安を誘うものです。

生きている実感がなく、自分が空っぽに感じられ、世界が遠くに薄っぺらく色あせて見え、自分の体が抜け殻のように、また自分ではない人形のように思えるとしたら、生きることに喜びや幸せを感じられなくなるでしょう。

この記事では、 「自己」と「他者」―臨床哲学の諸相という本をもとに、離人症にはどのような症状が含まれるのか、なぜ現実感がなくなるのか、どうすれば治療できるのか、という点を紹介したいと思います。

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【8/28】NHK取材班による新刊「腸内フローラ10の真実」―腸内細菌と様々な病気の関係を明らかにする本

日、NHKスペシャルで、腸内フローラの特集「NHKスペシャル|腸内フローラ解明!驚異の細菌パワー 」が放映されていました。

それと関連して、NHK取材班による腸内フローラに関する新刊やせる! 若返る! 病気を防ぐ! 腸内フローラ10の真実が先月発売されていたようです。

本のタイトルが非常に俗っぽくて、あまり読む気になれないのが残念ですが…。

出版社による公式サイトはこちら

やせる!若返る!病気を防ぐ!腸内フローラ 10の真実 | 主婦と生活社

「NHKスペシャル“腸内フローラ”(仮)」の書籍化企画。腸内細菌と様々な病気の関係を明らかにする読み物。

Amazonの内容紹介のほうには、もう少し詳しい情報が書かれていました。

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「腸内フローラ」ブームを巻き起こした
話題沸騰のNHKスペシャル、ついに書籍化!
ダイエット、美容、糖尿病、うつ、アレルギー…
あらゆるものが「腸内フローラ」に影響されていた!?
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肥満を防いでくれる腸内細菌の“エサ"ってなに?
お肌を“若返らせる"腸内細菌は○○が大好物!
アレルギーを改善してくれる腸内細菌はどうやったら増える?
糖尿病は腸内細菌パワーで改善できる?
なんで腸の細菌が私たちの健康を大きく左右するの?
日本人にだけいる腸内細菌ってどういう細菌?
“理想の腸内フローラ"ってどういうもの?

日々の暮らしに役立つお得情報から
私たちと細菌の深~い関係まで、
腸内フローラを徹底解説!

とりあえず腸内細菌について、いろいろまとめられているようですが、腸内細菌を整えることには食習慣以上のことが関係しているので、書かれているアドバイスが役立つような本ではないと思います。

もちろん腸内細菌について詳しく知ったところで、タイトルにあるような、やせたり若返ったり病気を防いだりする利益に直結することはありません。

腸内細菌の役割や病気との関係について知るなら、わたしが今読んでいるマーティン・J・ブレイザー博士の失われてゆく、我々の内なる細菌のほうを強くお勧めしますが、簡単に腸内フローラについて知りたい方は、このNHKの本を入門編として読んでみるのもいいのかもしれません。

左利きや両利きはADHDや統合失調症になりやすい?―脳の機能が左右に分散していることが原因?

ォール・ストリート・ジャーナルで、左利きの人が、脳の使い方が異なり、ADHDや統合失調症になりやすい、といった研究が紹介されていました。

左利きはADHDや統合失調症のリスクが高い=調査/ WSJ日本版 - jp.WSJ.com - Wsj.com 

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【9/26,10/15】子どもの疲労などについて無料の疲労医学講座が大阪市で開かれます

康科学イノベーションセンターによる、無料の疲労医学講座「脳との関係からひも解く ~よくわかる疲労医学講座~」が、大阪市で開かれます。第一回は子どもの疲労、第二回は疲労と脳の研究について扱われるそうです。

大阪市立総合生涯学習センター連携講座「よくわかる疲労医学講座」を開催 — 大阪市立大学 はてなブックマーク - 大阪市立総合生涯学習センター連携講座「よくわかる疲労医学講座」を開催 — 大阪市立大学

日時は、以下のようになっています。

■日時:
2015/09/26(土) 第一回 子どもの睡眠・疲労・学習意欲・脳発達…水野 敬 先生
2015/10/15(木)  第二回 疲労と脳の機能…田中 雅彰 先生

■時間:
10:00~11:30

■場所:
大阪市立総合生涯学習センター 第一研究室
(大阪市北区梅田1-2-2-500 大阪駅前第2ビル5、6階)

■申し込み方法:
来館…窓口にて申し込み
電話・FAX…06-6485-0288(名前、住所、電話番号、受講希望講座名を記入)
インターネット…講座(1)はこちら、講座(2)はこちら

■定員:
先着60名

第一回の講師の水野敬先生は、理化学研究所で、子どもの慢性疲労症候群(CCFS)などを研究されている方で、このブログでも何度が研究成果を紹介させていただいています。

第二回の講師の田中 雅彰先生は、大阪市立大学で、疲労研究をされている方で、以前疲労バスターズでも紹介されていました

定員があるので、気になる方はお早めにお申し込みください。