発達障害・精神疾患などで自立支援医療(精神通院)を申請する方法―高い薬・医療費を安くする

神疾患で通院していると、薬代などがばかにならない場合があります。特にジェネリックがなく、最近薬価収載された新しい薬を使っている場合などは、非常に高額な代金を請求されることがあります。

うつ病では、SNRIをはじめ、最近の薬は高価で、通院費用やカウンセリング代を合わせるとかなり高額な負担が生じることがあります。

発達障害でも、特にADHD(注意欠如多動症/注意欠陥多動性障害)の場合は、コンサータ、ストラテラといった薬が高額になりがちです。

そのような場合に、負担する費用を3割から1割にして、医療費を安くしてくれる社会保障制度が、「自立支援医療(精神通院)」です。

しかし、自立支援医療の申請の手続きは、なかなかわかりにくく、難しく思えることも確かです。

それで、この記事では、「自立支援医療(精神通院)」の申請手続きの方法・仕方・手順をわかりやすくまとめてみました。

※2015年7月時点の情報であり、自治体によって細かな点が異なる可能性があることに注意し、あくまで参考程度にお読みください。

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線維筋痛症に動的神経モビライゼーションが効く―中枢に働きかける運動療法

維筋痛症に、動的神経モビライゼーション(PNF)という、神経の動きや伸張性を改善する治療が効くというニュースがありました。

線維筋痛症の痛みに動的神経モビライゼーションが有効 - MEDLEYニュース はてなブックマーク - 線維筋痛症の痛みに動的神経モビライゼーションが有効 - MEDLEYニュース

動的神経モビライゼーションとは

動的神経モビライゼーションとは、手足、体幹の構えを変化させる運動により、筋肉や神経の伸縮、滑走を促す療法だとされています。

動的神経モビライゼーションの詳細は、動的モビライゼーション学会のウェブサイトに載せられているのですが…

動的モビライゼーション療法学会 はてなブックマーク - Home - 動的モビライゼーションPNF

ちょっと専門的すぎて、理解するのが難しいです。それでも分かる範囲でまとめてみると…

モビライゼーションは運動療法の一種で、ストレッチ以上の効果が見られ、痛みの軽減や関節の可動域の改善が期待できます。

動的モビライゼーションの基本は、抵抗運動による筋力強化とリラクセーションです。

治療している部位を直接的に刺激して改善する効果だけではなく、別の場所に働きかけても、中枢への抑制作用が生じて痛みが軽減され、その後の興奮作用により関節の可動域が改善するという、遠隔効果も見られます。

そのため、痛い部位に直接アプローチしせず、別の場所に間接的なアプローチをすることによって、痛みを回避しながら、全身の筋力強化をすることもできるとされています。

動的神経モビライゼーションの効果

■腰痛
腰痛の原因は、筋肉のこわばりが正常でないことにあるようです。動的神経モビライゼーションは、筋肉が固くこわばったり、逆に弛緩しすぎたりするのを正し、正常なバランスを取り戻させることで腰痛を治します。

■パーキンソン病
パーキンソン病などの中枢神経疾患は、正常時にはみられない異常な運動がありますが、動的神経モビライゼーションで運動機能や筋力低下を改善することで、体の機能回復を促進できるそうです。

■肩の関節障害
肩などの上肢帯の障害では、固有受容器の知覚に問題があるので、まずは骨盤など別の部分に間接的なアプローチを試みて中枢神経に働きかけ、遠隔効果によって治療するのが良いそうです。

線維筋痛症と動的神経モビライゼーション

今回のニュースの研究では、線維筋痛症の人48名を、動的神経モビライゼーション群と対照群とに分けて効果を検証しました。

動的神経モビライゼーション群では1週間に2回の治療を8週間行い、対照群には、通常のケアを施したところ、動的神経モビライゼーションを受けた群では痛みや疲労に関して有意な改善が見られたそうです。

まだ実験が少ないので、何ともいえない部分はありますが、筋肉のリラックスや中枢神経への働きかけが、線維筋痛症、パーキンソン病などの運動障害を改善したり、痛みを和らげたりするのかもしれません。

日本では首都大学東京 健康福祉学部理学療法学科の新井光雄教授が、学会などの中心となって療法を広め、書籍も発行しているようです。

そのほか、学会に参加している人のリストから、実施していそうな病院名がわかります。

 

現在申込受付中の講習会 のご案内です。よろしくお願いします。山口会場(下関市立市民病院) 平成27年2月15日(日)  10時~15時  講習会内容 : シリーズ2  申込期限 : 2月8日(日)まで 兵庫会場...

Posted by 動的モビライゼーション療法学会 on 2015年1月20日

 

意志力のないADHDの人が少しでも自己コントロールするための5つの科学的アドバイス

■大学生の成績と性格の相関関係を調べると、唯一、自己コントロールの高さのみが関係していた

■1000人の子どもを32歳まで追跡した調査では、自己コントロールの高い子どもは肥満率が低く、依存症などが少なく、健康状態もよく、安定した結婚生活をしていた。

■自己コントロールの低い人は、不安・うつ病・摂食障害・強迫神経症・アルコール依存症などの問題を抱えやすく、家庭内暴力や犯罪の可能性も高かった。

れらは、自己コントロール能力、つまり意志力自制心について 調べた統計のほんの一部です。

自己コントロールの研究によると、世界中の犯罪や大事件、スキャンダルの多くは自己コントロールの欠如によって引き起こされてきたことがわかっています。

意志力はある程度は遺伝的なものであり、特にADHDの素因を持っているなら、自己コントロールが難しいことも知られています。

意志力や自制心がなく、すぐに誘惑に負けてしまう人が、自己コントロール能力を強くするためにできることがあるでしょうか。WILLPOWER 意志力の科学という本を参考に調べてみました。

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なぜADHDの人は慢性的な疲労や痛みを感じやすいのか―脳の注意配分能力とワーキングメモリー

意力と、疲労や痛みの感じやすさが関わっている場合がある。この話題について、このブログでは以前から何度か話題にしてきました。

たとえば、その名の通り注意力に関する問題を抱えているADHD(注意欠如・多動症/注意欠陥・多動性障害)の人は、慢性疲労症候群や線維筋痛症などの、疲労や痛みの症候群を抱えやすいという国内外の専門医の見解があります。

ADHDの人は若くして慢性疲労症候群(CFS)になりやすい―治療で疲労や痛みが改善
ADHDの子どもの脳機能の低下が友田先生により報告されています。

線維筋痛症の専門家の戸田克広先生はこう書いています

時間と共に, ADHD (大部分は不注意な型) は慢性疲労と痛みの症候群に進展することをこの論文は示唆。

しかし、どうして注意力に問題があると、慢性的な疲労や痛みを感じやすいのでしょうか。

その点については、参考となる資料はあまり多くなく、現時点で集められたのは断片的な情報です。しかしそれでも、情報を整理してみると、それなりに理由が見えてきたように思います。

以下に書くことは、あくまで個人的な推測で、現時点では確証がなく、誤りも含むと思いますが、一応まとめておきます。

問題は、注意力の欠如また欠陥にあるのではなく、注意力のコントロール能力にあるのではないでしょうか。

注意のコントロール能力がいかに痛みや疲労と関わっているか、フロー状態、マインドフルネス瞑想、ワーキングメモリー、注意配分能力などのキーワードから考えてみましょう。

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大人・子どものADHD当事者によるコンサータの効果・感想・体験談のブログまとめ

ADHD(注意欠如・多動症/注意欠陥・多動性障害)の第一選択薬として、子どものADHDにも大人のADHDにも処方されるようになった、コンサータ(メチルフェニデート徐放剤)の感想・体験談のまとめです。

大人のADHDの本人またはADHDの子どもを持つ親のブログで、コンサータの感想を取り扱っているものへのリンク集でもあります。

ヤフー知恵袋などのナレッジコミュニティや、2ちゃんねるなどの匿名掲示板のまとめも散見されましたが、それらは含めていません。

あくまで当事者が自分のサイトで責任をもって発信している情報にこそ信ぴょう性があると考えているためです。文脈が存在しない短い感想は正確なニュアンスを伝えていない可能性もあります。

各体験談へのリンクには、概要として効果や副作用についての箇条書きをつけていますが、気になる体験談は、必ず元記事を読むようにしてください。当事者ならではの感想は読む価値が大いにあります。

どの経験談にしても、あくまで個人の感想であり、それらと違った効果や副作用が出ることは十分にあります。また専門家の意見とは異なる場合もあります。あくまで参考としてご覧ください

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