【5/9】「生きるを伝える」で脳脊髄液減少症の元野勝広さん

レビ東京系列の「生きるを伝える」で脳脊髄液減少症の元野勝広さんのストーリーが扱われるそうです。

日時は2015/5/9(土)8:54~ 3分ほどの短い内容です。バックナンバーの動画は後から見れるようです。

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アメリカンフットボールの選手として、高校、大学と日本一に。
その後アメリカに渡りプロ選手としても活躍していたが一時帰国中の練習で頭を強打。記憶障害や手のしびれ、頭痛等に苦しめられるようになり脳脊髄液減少症と診断される。その後はチームの運営に乗り出すが、3年後に解散に追い込まれる。困難を乗り越えたときに気づいた、ある大切な事とは…

元野勝広さんについては、脳脊髄液減少症の専門家の高橋浩一先生のブログで、過去に何度か触れられていました。

吹田マーヴィーズ - Dr.高橋浩一のブログ はてなブックマーク - 吹田マーヴィーズ - Dr.高橋浩一のブログ

元野氏は日本人で最初のアメリカのアリーナフットボールリーグのプロ選手として契約を結び、夢舞台直前での怪我により、体調不良となりました。その後、受診した病院は15を超えたといいます。

「生きるを伝える」では、以前も線維筋痛症の方について取り上げられたことがありました。短い放送ですが、元気が出るような内容を期待したいですね。

【12/29】「生きるを伝える」で線維筋痛症の橋本裕子さん。苦しむ誰かの為に メモ
テレビ東京「生きるを伝える」で、線維筋痛症友の会の橋本裕子さんについて、取り上げられていました。公式サイトのバックナンバーから動画を閲覧できます。

多重人格やイマジナリーフレンドは必ず人格を統合し、治療する必要があるのか

重人格、つまり解離性同一性障害(DID)は、明らかに異常な精神状態だ、と考える人は大勢います。明確な病気であり、もしDIDであることが分かったなら、人格を統合するためにあらゆる努力を払う必要があるというわけです。

同様に、DIDと比較されやすい大人のイマジナリーフレンド(IF)(イマジナリーコンパニオン)も、病理的であると考える人がいます。DIDとIFは別物である、というのが大方の研究者の見解ですが、それでも大人になってまで想像上の友人を持つのは普通ではない、と考えるのです。

ところが、解離の専門家の中には、解離性同一性障害を扱うにあたり、すべての例を治療する必要はないのではないか、と唱える人もいます。そう述べるのは岡野憲一郎先生ですが、その主張にはもっともな理由があります。

彼は主に多重人格の場合について述べているのですが、その説明はイマジナリーフレンドの場合にも当てはまります。多重人格やイマジナリーフレンドは必ず治療し、人格を統合すべきものなのでしょうか。

当事者が悩むことも多いこの問題について、解離性障害―多重人格の理解と治療という本から、岡野先生の意見を紹介したいと思います。 続きを読む

自閉スペクトラム症の独特な視覚世界を体験できるヘッドマウントディスプレイを大阪大学が開発

閉スペクトラム症の独特の視覚世界を体験できる装置を、大阪大学大学院の長井志江特任准教授が開発し、大阪・梅田のグランフロント大阪で「自閉スペクトラム症の視覚世界を体験」という講演会が行われたそうです。

「自閉スペクトラム症」を体験 - NHK 関西 NEWS WEB はてなブックマーク - 「自閉スペクトラム症」を体験 - NHK 関西 NEWS WEB

大きな眼鏡のような装置をつける体験会が開かれ、近くで大きな音がすると、視界がぼやけたり白黒の状態になったりしたあと砂嵐のように見える状況が体験できたと書かれています。

長井特任准教授は、「視覚だけでなく、音の聞こえかたや物に触れたときの感覚も特有なので、さらに理解を深めてもらいたい」と話しました。

このヘッドマウントディスプレイ型の体験装置について解説した記事によると、自閉スペクトラム症の次のような3つの視覚特性を体験できるそうです。

自閉スペクトラム症の視覚世界を探る――ヘッドマウントディスプレイ型知覚体験シミュレータ / 長井志江 / 認知発達ロボティクス | SYNODOS -シノドス- はてなブックマーク - 自閉スペクトラム症の視覚世界を探る――ヘッドマウントディスプレイ型知覚体験シミュレータ / 長井志江 / 認知発達ロボティクス | SYNODOS -シノドス-

■コントラスト強調
瞳孔調整能力の弱さのため光がまぶしい。たとえばスキー場などの明るい場所では、明るさがさらに強調されコントラストがきつく見える

■無彩色化
視覚信号を統合するのが困難なので、駅のホームでの電車の通過など、激しい動きを伴う場面を見ると、視界の中心のカラーの映像と、周辺視野の無彩色・不鮮明な映像が混ざる。

■砂嵐状ノイズ
動きや音の変化が激しいときに、視界に砂嵐状のノイズが混ざる。無彩色化が動きの大きさと関係していたのに対し、砂嵐状ノイズは変化と関係している。偏頭痛でもvisual snow と呼ばれる類似したノイズが生じるため、似た脳の活動が生じている可能性がある。

うるさい場所では視界に砂嵐のようなノイズが出る。偏頭痛でも見られる

自閉症の人の独特の感覚世界は、これまでなかなか理解されないことが多かったですが、こうして視覚で体験できる装置などが開発されると、わかってもらいやすくなりそうですね。

ADHDや統合失調症の世界を体験できるビデオについても、以前ブログで取り上げました。そちらはWeb上で体験もできるので、ぜひご覧ください。

統合失調症とAD/HDの感覚世界を味わえるバーチャル体験動画
統合失調症とADHDを擬似体験できる動画の紹介です。

今回の装置の研究・開発をされた長井志江さんのウェブサイトはこちらです。国旗アイコンで言語は切り替え可能なようです。

Yukie Nagai - Home はてなブックマーク - Yukie Nagai - Home

 

サインバルタに「線維筋痛症に伴う疼痛」の効能を追加

労省の薬食審医薬品第一部会は、SNRIサインバルタカプセルに対する「線維筋痛症」の効能追加を承認したそうです。

薬食審・第一部会 2製品の効能追加承認を了承 サインバルタに線維筋痛症 イリボーは女性投与可能に│ミクスonline

薬食審・第一部会 サインバルタ「線維筋痛症」イリボー「女性投与可能」の効能 追加承認を了承

サインバルタカプセル20mg、30mg(デュロキセチン塩酸塩)に、「線維筋痛症に伴う疼痛」の効能・効果を追加し、用法・用量は1日1回60mg(うつ、糖尿病性神経障害は40mg)。開始用量は20mgで、1週間以上の間隔を空けて20mgずつ増量するとされています。

サインバルタは国内2番目のセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI:Serotonin-NorAdrenalin Reuptake Inhibitors)です。セロトニン系とノルアドレナリン系の神経にだけ選択的に働き、それらの濃度を高める効果があるそうです。

▼2016/03/18追記:
「慢性腰痛症に伴う疼痛」の効能も追加されました。

三ヶ月以上続く腰痛で、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が効きにくい患者を対象に、二重盲検試験が実施されたところ、50週間の長期投与試験でも、長期間にわたる鎮痛効果が認められたそうです。

サインバルタ:慢性腰痛で使用可能に:日経メディカル はてなブックマーク - サインバルタ:慢性腰痛で使用可能に:日経メディカル

遅延性食物アレルギーのIgG検査は信頼できない?

延性食物アレルギーによって慢性疲労が起こる場合があることは、このブログでも取り上げたことがあります。

しかし、その検査法である「IgG抗体検査」について、日本小児アレルギー学会が有効性を否定したというニュースがありました。

食物アレルギー「IgG抗体検査」 学会が有効性を否定:暮らし:中日新聞(CHUNICHI Web) はてなブックマーク - 食物アレルギー「IgG抗体検査」 学会が有効性を否定:暮らし:中日新聞(CHUNICHI Web)

IgGの抗体量とアレルギーとの関連性は科学的に認められておらず、日本の学会だけでなく欧米の学会も、アレルギー診断に役立つとは認めていない、と説明されています。

この記事では、遅延性食物アレルギーそのものが否定されていて、本来IgGは金属などに関係するものであり、食物との関わりはない、と言われています。

小西統合医療内科の小西先生が、これらのニュースに反応しておられて、遅発性フードアレルギーの食品を除去することに確かに意味は無いものの、検査自体には有用性もあると述べておられます。

遅発型フードアレルギー検査についての「大きな誤解」|ドクター小西の『統合医療情報局』 はてなブックマーク - 遅発型フードアレルギー検査についての「大きな誤解」|ドクター小西の『統合医療情報局』