大人の発達障害「自閉スペクトラム症/アスペルガー症候群」の5つの特徴と役立つリンク集

当事者のなかには、子どものころから「自分はほかの人とどこか違う」と思い悩み、生きにくさを感じながら成長してきたため、発達障害であることが判明してむしろホッとしたという人が少なくありません。

近、大人の発達障害を疑って医療機関を受診する人が増えているといいます。その多くは、子どものときから困難を抱えながらも、なんとか学生生活には適応してきました。しかし社会人になると、生活が立ち行かなくなってしまった人たちです。

大人の発達障害の人にはどんな特徴が見られるのでしょうか。診断の際にはどんなものが用いられますか。生活していくのに役立つどんな支援機関があるでしょうか。

この記事では、図解 よくわかる大人の発達障害 などの本にもとづき、大人の発達障害のうち、特に自閉症スペクトラム障害(ASD)を取り上げます。(最新のDSM-5では、アスペルガーというカテゴリーはなくなり、自閉スペクトラム症に一本化されているようです)。

続きを読む

よくわかる「大人のADHD」の10の特徴・チェックポイント

中できないときと没頭しすぎるときの落差が激しい、計画を立てられない、いつも先延ばしにして期限に間に合わない、大事な予定を忘れてすっぽかす、単純作業が死ぬほど退屈だ、自制が利かず依存してしまう…

社会に出てから、こうした特徴に悩み、もしかすると自分はADHDなのではないか、と悩む大人が増えています。そのような症状はどの程度ADHDと関係しているのでしょうか。具体的に、どんな場面で困ることになるのでしょうか。

図解 よくわかる大人のADHDなど複数の資料を参考に、大人のADHDの10の特徴をチェックポイントとしてまとめてみました。

よく混同される自閉症スペクトラム障害(ASD)、特にアスペルガー症候群(AS)との違いについて、また大人のADHDへの対応についても簡単に付記しています。

続きを読む

2014年の慢性疲労症候群(CFS)関係のニュースまとめ

2014年は慢性疲労症候群(CFS)に関係するニュースがいろいろありました。このブログでの各記事へのリンクをまとめておきたいと思います。

2014年の慢性疲労症候群のニュース

唾液で疲労ストレスを把握する技術をNECソフトと群馬大学が開発
唾液で疲労ストレスをはかる技術が作られているそうです。

NECソフトと群馬大学が協力して疲労やストレスなどの体調を反映する唾液中バイオマーカーを、人工核酸を使って検出する技術を作成している。

ウイルス感染後の慢性疲労が解明される―理化学研究所の研究
ウイルス感染後に疲労倦怠感が続くメカニズムが書かれています。

ウイルス感染後に疲労倦怠感が生じる理由についての理化学研究所による研究。

筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)と脳内炎症の関連が解明される
CFSに脳内炎症が広く関わっていることがわかったそうです。

CFS/ME患者の脳機能の低下に脳内炎症が関わっていることを示す証拠が得られた。

【4/17】CFSの新刊 三池先生の「子どもの夜ふかし 脳への脅威」
慢性疲労症候群に関する三池先生の新刊が発売されるようです。

三池輝久先生の小児CFSの新刊。

【4/14】新しい慢性疲労の専門病院ナカトミファティーグケアクリニックが開業
中富康仁医師のクリニックが14日に開業するそうです。

国内初の疲労専門クリニックの誕生。

動物レベルで慢性疲労症候群(CFS)の異常な痛み(アロディニア)を抑えることに成功
実験モデルのマウスの異常な痛みを抑えることに成功したそうです。

モデル動物の異常な痛みを抗生物質で抑制。

慢性疲労症候群(ME/CFS)の27%は体位性頻脈(POTS)を持っている
CFS患者と体位性頻脈(POTS)の患者には互いに重なり合っている部分があるようです。

海外のニュース。

聖マリアンナ医科大がME/CFSの実態調査。100人以上の参加が必要
ME/CFSの患者の実態調査が行われるそうです。

大規模な実態調査。

【まとめ】リハビリケア新時代 脳からの挑戦3 子どもの脳からのSOS(小児慢性疲労症候群)
NHKハートネットTV 「リハビリ・ケア新時代 脳からの挑戦」。第三回は、兵庫県立リハビリテーション中央病院 子どもの睡眠と発達医療センターによる、子どもの睡眠障害の治療についての

小児CFSについてのテレビ報道。

任天堂が「疲労と睡眠の見える化」に挑戦―渡辺先生や倉恒先生と協力!
ニンテンドーが、「疲労と睡眠」のQOL事業において、疲労の専門家と協力するそうです。

任天堂のQOL事業にCFSの専門家が協力することに。

青森の慢性疲労症候群患者、石川真紀さんが「CFS支援ネットワーク」を設立
「CFS支援ネットワーク」が11月3日に発足するそうです。

医師や専門家と協力した支援ネットワークの誕生。

【まとめ】慢性疲労症候群についての「ザ・ドキュメンタリー 難病女子の闘い」
慢性疲労症候群(CFS)について扱われたテレビ番組『ザ・ドキュメンタリー「難病女子の闘い」』見たので、その内容を書き出してまとめておきます。

CFSについてのドキュメンタリー番組

今年も研究が進んで、治療や支援の基盤が得られることを期待しています。

病名・診断名にアイデンティティを求めないということ―慢性疲労症候群の場合

なたにとって、病名はどれほど大切ですか?

社会的な支えのためにないと困る、という程度でしょうか。それとも、交友関係や、患者会としての活動を支える大切なものでしょうか。

本来、病名は治療のための名札にすぎないはずですが、さんざん苦労を経験した末に診断された人の中には、病名にアイデンティティを求めてしまう人がいます。

慢性疲労症候群という病名にアイデンティティを求めるという不思議な話は、いろいろな人にあるものなのかはわかりません。実際わたし自身がそうしていたかというと、もしかしたらそうだったのかもしれない、と思い当たる程度です。

しかし、昨日この点について、少し考える機会があったので、個人的な思考の経過として、内容をまとめておきたいと感じました。

きっかけとなったのはアスペルガー症候群のブログの次のような記事を読んだことです。

発達障害であるというアイデンティティについて-アスペルガー症候群の人がよりよく生きるために はてなブックマーク - 発達障害であるというアイデンティティについて-アスペルガー症候群の人がよりよく生きるために

ここでは『診断までに適応に非常に苦労して、診断名によって「自分が悪かった訳ではない」と安堵する人もいる』ことによって、診断名にアイデンティティを求めるという行為が発生する過程が書かれています。

発達障害と慢性疲労症候群はぜんぜん違いますが、診断されるまで、非常に苦労して、自尊心を失ってしまい、慢性疲労症候群と診断されたときにすごくホッとするというのは、よく聞く話です。全く無縁の話とは思えません。

しかしそのことは問題を生む可能性があり、京都大学こころの未来研究センターの井芹聖文氏による自らの病の名を知ること、つけること 自己診断を手がかりにでは、

「病名の付与という診断が自身の抱える苦痛を軽減させ、その困難さとの関わり方を見出していく契機となる一方で、その名前の認識がかえって症状やその人自身を見失わせる可能性があること」に関する先行研究に触れられています。

これから書くことは、あくまで、個人的な感想の覚えがきであり、わたし自身、まだしっかりと考えをまとめられているわけではありません。もちろんだれかを非難したりするものでもありません。主にわたし自身の記憶の助けとして書いているものだということを覚えておいてください。

続きを読む

イマジナリーフレンド(IF) 実在する特別な存在をめぐる4つの考察

マジナリーフレンド。あるいはイマジナリーコンパニオン、イマジナリープレイメイト。訳せば、「空想の友だち」「想像上の仲間」「頭の中の遊び相手」といった意味があります。

しかしこの言葉を検索して、この記事にたどり着いてくださったとしたら、そして特に成人・大人のイマジナリーフレンドに興味を持っておられるとしたら、おそらくイマジナリーフレンドという概念は、あなたにとって、単なる「空想の友だち」以上の、非常に特殊な意味を帯びているに違いありません。

イマジナリーフレンドに興味を持つ人の多くは、実際にイマジナリーフレンドと暮らしている人です。このような人を、最近では「IF保持者」と呼ぶようなので、ここではそれを用います。

イマジナリーフレンドほど、当事者の興味をそそり、当事者以外には理解しづらい概念はなかなかありません。

イマジナリーフレンドを持っていない人の多くは、IFを単なる空想上のキャラクターとみなしますが、IF保持者にとっては、決してそうではありません。

むしろ、IFとは何者なのか、いったいどこから来たのか、なぜそこにいるのか、いつまで共にいてくれるのか、といった、とても現実的な疑問を抱きます。

この記事は、イマジナリーフレンドという実在する特別な存在をめぐる個人的で詳細な考察です。

更新履歴(クリックで展開)

続きを読む