イマジナリーフレンド(IF)「私の中の他人」をめぐる更なる4つの考察

たしの中にいる他人。心の中に別の人がいる。存在を感じるだけでなく、完全に第三者的な思考を持っていて、友人のように会話することもできる。

そのような感覚を感じることがありますか?

ある人たちは、そのような話を聞くと、何か病的な印象を受けるかもしれません。おそらく、頭の中に声が聞こえるという統合失調症や、心が多くの別人に分かれる多重人格、すなわち解離性同一性障害(DID)を思い浮かべるのでしょう。

しかし、「豹変する心」の現象学―精神科臨床の現場からという本で、そうした病気を専門とする大饗(おおあえ)広之先生ははっきりと、次のように述べています。

たとえば「頭のなかにもう一人の自分がいる」と訴える人がいても、もはやわれわれは彼をすぐさま病的と決めつけるわけにはいかない。

彼らに統合失調症や多重人格などという診断は当てはまらないし、それどころか、その訴えをすぐに「症状」とみなすことさえできない。

信じられないかもしれないが、そういった軽微な人格の複数化が潜在的にはかなりの勢いで拡がっているのである。(p3)

ここでは、そうした現象は、必ずしも「病的」ではなく統合失調症や多重人格の診断は当てはまらず、むしろ意外なほど多くの人が経験しているかもしれない、と書かれています。

この現象は医学的にはイマジナリーコンパニオン(IC:想像上の仲間)、より日常的にはイマジナリーフレンド(IF:空想の友だち)と呼ばれる現象で、いまだ多くの謎に包まれています。

このブログでは、1年半前に、IFについての詳しい考察を書きました。当時は、わたしの知識の及ぶ範囲としては、書けることはすべて網羅したと考えていました。

しかしそれ以降読んだ多くの本、たとえば先ほど挙げた大饗広之先生の「豹変する心」の現象学―精神科臨床の現場からや、岡野憲一郎先生の解離新時代―脳科学,愛着,精神分析との融合、アリソン・ゴプニック先生の哲学する赤ちゃん (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)などを通して、より理解が深まったので、改めて考察をまとめることにしました。

こうした軽微な人格の多重化の原因は何なのでしょぅか。本当に病的でないとみなしても大丈夫なのでしょうか。解離性障害や発達障害との関わりはあるのでしょうか。4つの観点から考えてみたいと思います。

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光の感受性障害「アーレンシンドローム」とはーまぶしさ過敏,眼精疲労,読み書き困難の隠れた原因

■いつも光がまぶしすぎる
■まばたきが多く、疲れ目になりやすい
■外出したり、蛍光灯の下で作業したりすると、疲れや頭痛が生じる
■本を読むのが苦手で、文を飛ばしたり、文字が見分けにくかったりする
■距離感をつかむのが苦手で不器用
■音や匂いなどの感覚過敏もある

なたは、こうした問題に悩まされることがありますか?

ここに挙げた、まぶしさや読み書き困難、不器用さなどの症状は、これまで、眼精疲労やディスレクシア(読み書き困難)など、別々の分野の問題とみなされてきました。

しかし、近年の発見によると、ある一つの共通の原因が関係しているかもしれません。

それは、「アーレンシンドローム」と呼ばれる光の感受性障害(Scotopic Sensitivity Syndrome:SSS)、つまり、特定の波長の光をうまく処理できない脳の認知システムの問題です。

「アーレンシンドローム」を持つ人たちは、普通の明るさのもとでもまぶしさを感じたり、文字を読むのに人一倍の集中力が求められたり、距離感をつかむのが難しかったりして、生活のさまざまな場面でストレスや困難を抱えやすくなります。

このような光の感受性障害に悩む人は、発達障害や学習障害の子どもをはじめ、一見、読み書きが得意なように思われる成績優秀な学生、さらには、偏頭痛やむち打ち、慢性疲労症候群、線維筋痛症の患者など、実にさまざまです。

興味深いことに、これらすべてのケースにおいて、色つきフィルターを用いた「アーレン法」と呼ばれる治療によって、症状を軽減できる可能性があるといいます。

「アーレンシンドローム」とはいったい何なのでしょうか。どのような特徴があり、いかにして治療できるのでしょうか。

発見者また第一人者であるヘレン・アーレンの本の待望の邦訳、アーレンシンドローム: 「色を通して読む」光の感受性障害の理解と対応 から考えてみたいと思います。

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脳脊髄液減少症を80%の精度で判別できる「脳型トランスフェリン」というバイオマーカーを発見

島県立医科大学の橋本康弘副学長らの研究グループによって、髄液にのみ検出される特殊なタンパク質「脳型トランスフェリン」(脳型Tf)が、脳脊髄液減少症を高い精度で診断できるバイオマーカーになることが発見されたそうです。

福島医大、難病の「目印」発見 脳脊髄液減少症の診断に希望:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet はてなブックマーク - 福島医大、難病の「目印」発見 脳脊髄液減少症の診断に希望:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet

【広報】 脳脊髄液減少症の診断マーカー開発に関する研究費を獲得│ 福島県立医科大学トピックス / 公立大学法人 福島県立医科大学

医療分野研究成果展開事業・先端計測分析技術・機器開発プログラム「脳脊髄液産生マーカーによる脳脊髄液漏出症の診断法の開発」(PDF)

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慢性疲労症候群では腸内細菌の多様性が低下(コーネル大学の研究)―自己免疫性の脳の慢性炎症の原因?

性疲労症候群(ME/CFS)の患者の腸内細菌を調査し、患者を約83%の確率で見分けられる異常が発見されたという米国コーネル大学のルドビク・ジロトー博士(Ludovic Giloteaux)らの研究結果が、6月23日に雑誌「Microbiome」に発表されたそうです。

研究を統括したのは、微生物学者のモリーン・ハンソン教授(Maureen Hanson | Department of Molecular Biology and Genetics)だそうです。

Indicator of chronic fatigue syndrome found in gut bacteria | Cornell Chronicle はてなブックマーク - Indicator of chronic fatigue syndrome found in gut bacteria | Cornell Chronicle

慢性疲労症候群は脳でなく腸と関係か :世界の最新健康・栄養ニュース

慢性疲労症候群の診断は腸で | 美容経済新聞

慢性疲労症候群は健常人と比較すると腸内細菌叢が変化している : 腰痛、肩こりから慢性広範痛症、線維筋痛症へ           ー中枢性過敏症候群ー  戸田克広

その疲労、本当に肉体的な疲れが原因ですか?腸内細菌叢の乱れが慢性疲労を引き起こしているかも?

いくら休んでも疲れが取れない... 慢性疲労症候群は腸内環境の異常が原因か? : Aging Style(エイジングスタイル)

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雑誌「アレルギーの臨床」2016年6月号で化学物質過敏症の特集

隆館による雑誌「アレルギーの臨床」2016年6月号で、化学物質過敏症(CS)が特集されていました。

化学物質過敏症・ゆるゆる仲間 書籍紹介の記事で知りました。ありがとうございます。

東海大学医学部教授の坂部 貢先生をはじめ、国立病院機構盛岡病院の水城まさみ先生など、多数の化学物質過敏症の専門医の方々の論文がまとめられています。

以下に、出版社の公式サイトから、目次の一部を引用しておきます。

北隆館/ニュー・サイエンス社 はてなブックマーク - 北隆館/ニュー・サイエンス社

―特集に寄せて―
環境化学物質と化学物質過敏症/坂部 貢

1. アレルギーに対する微量化学物質の影響/本田 晶子・高野 裕久
2. 脳科学的見地からみた化学物質過敏症/東 賢一
3. 心身医学的見地からみた化学物質過敏症/辻内 優子・辻内 琢也
4. 公衆衛生学的見地から見た化学物質過敏症/西條 泰明
5. 化学物質過敏症の実地診療/水城 まさみ

価格は2300円(税込み)で、雑誌や医学書専門のオンラインストアなどで購入できます。

 アレルギーの臨床 2016年6月号 | Fujisan.co.jpの雑誌・定期購読 はてなブックマーク - アレルギーの臨床 2016年6月号 | Fujisan.co.jpの雑誌・定期購読

アレルギーの臨床 36/6 2016年6月号|【送料無料】医学書専門書店メテオMBC

Amazonでは在庫切れでしたが、マーケットプレイスで入荷するかもしれません。