頭痛で学校に行けない子どもの脳脊髄液減少症―よく似た起立性調節障害(OD)と区別するポイントとは?

元気であったわが子が、ある日を境として頭痛を訴えるようになった。次第に、めまいや疲れなども訴えるようになった。朝が起きづらく、無気力に見える。微熱があることもあり、家の中でダラダラ横になってばかりで学校を休みがちとなった。

複数の病院、診療科で診察・検査を受けたが、「異常なし」、あるいは「風邪」「片頭痛」「頚部捻挫」「自律神経失調症」「起立性調節障害」「うつ病」「身体表現性障害」等の診断を受けた。

しかし、病院の治療・薬は効かない。比較的体調の良い時期もあるが長続きしない。病気にかかりやすくて虚弱体質になってしまった。(p91)

れは、小児・若年者の起立性頭痛と脳脊髄液減少症に載せられている、子どもの「脳脊髄液減少症」の特徴です。

子どもの不登校の原因として、最近よく知られるようになった病気に、「起立性調節障害」(OD)という思春期特有の自律神経の異常があります。

起立性調節障害(OD)の主訴は立ち上がったときの血圧異常による頭痛や疲れですが、それと似たような症状を示す重篤な病気として、「脳脊髄液減少症」が関与しているケースがあることがわかってきました。

脳脊髄液減少症は、脳脊髄液が漏れ出したり、減少したりして、頭痛やたちくらみ、疲労感、めまいなどが生じる病気です。子どもの脳脊髄液減少症は、大人の場合と違った特徴もあります。

この記事では幾つかの専門家による解説資料を参考に、子どもの脳脊髄液減少症の特徴や、起立性調節障害など、よく似た病気と区別するポイントについてまとめました。

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PTSDは「心の傷」ではなく脳の炎症を伴う病気―トラウマ記憶の治療法をめぐる最近の研究

PTSD(心的外傷後ストレス障害)に対して、新たな薬物療法のアプローチが開発されているというニュースが、ここ数ヶ月の間に何度か報道されていました。

2016年8月のニュースでは、トラウマ記憶を短期間思い出させたあと、海馬の神経新生を刺激する薬物であるメマンチンを用いることで、記憶を修正できる可能性があるということ。

2016年11月のニュースでは、PTSDの患者では、脳のミクログリア細胞に炎症がみられ、炎症を抑える薬物であるミノサイクリンを投与することでトラウマに伴う行動の異常が少なくなること。

マウスでの実験成果をそのまま人間に当てはめるわけにはいきませんが、PTSDが脳の炎症という生化学的な一面を持っていることを明らかにした興味深い研究で、被災者を対象に臨床試験計画も進められているそうです。

そのほかにも、VRやニューロフィードバックを用いた治療など、近年のPTSDやトラウマ記憶に関する研究を、簡単に概観してみました。

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抑うつ感や自殺念慮・罪悪感には、それぞれ血液中の異なる物質が関与している(九州大学の研究)

州大学などの共同研究グループが、うつ病・躁うつ病の患者の血液を解析して、抑うつ感や、罪悪感、自殺念慮など、症状ごとに異なる代謝物が関係していることを発見したというニュースがありました。

うつ病の重症度、および「死にたい気持ち(自殺念慮)」に関連する血中代謝物を同定 ~うつ病の客観的診断法開発への応用に期待~ | 研究成果 | 九州大学(KYUSHU UNIVERSITY)

うつ病の重症度、および「死にたい気持ち(自殺念慮)」に関連する血中代謝物を同定~うつ病の客観的診断法開発への応用に期待~│プレスリリース

うつ病の重症度、自殺念慮に関連する血中代謝物を同定-九大ら - QLifePro 医療ニュース

血液でうつ病の客観的診断に道 - 日経テクノロジーオンライン

うつ病の重症度や"死にたい気持ち"に関わる血中代謝物を同定 - 九大など | マイナビニュース

うつ病の重症度、採血による評価方法開発に道 九大など:朝日新聞デジタル

九大ら、うつ病の重症度や自殺念慮に関連する血中代謝物を同定 | 財経新聞

うつ病は「心の病気」や「精神的な病気」とみなされることが多く、診断も、面接や問診票など、本人の主観的な訴えに基づいて専門家が判断するのが一般的です。

しかし、今回の研究によって、抑うつ気分や、意欲低下、罪悪感、自殺念慮など、心の問題とされてきたさまざまな症状を、血液検査で客観的に測定したり、あらかじめリスクを判定したりできるようになるかもしれません。

また、自殺念慮や罪悪感といった感情が、単なる「気の持ちよう」ではなく、全身の代謝異常を伴う実体のあるものだ、という認識も深まるかもしれません。

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視力検査でわからない3つの視機能異常とは?―発達障害やディスレクシアに多い「見る力」の弱さ

見え方に問題があると言うと、近視や乱視、または老眼などによる視力低下が思い浮かぶ。

目は必要に応じて動き、色や形、物の動きや位置をとらえることは、あたり前だと私たちは思い込み、視力以外見え方の問題の存在について考えることはほとんどない。(p9)

「見る力」が弱い、と言うと、多くの人が思い浮かべるのは、視力が弱いという意味かもしれません。

ところが、冒頭に引用した学習につまずく子どもの見る力―視力がよいのに見る力が弱い原因とその支援の言葉のように、「見る力」には視力以外のさまざまな能力が含まれています。

そして、発達障害や学習障害(LD)の子どもは、視力は正常でも、一般の視力検査には表れないさまざまな「見る力」が低下しているせいで、学習につまずいたり、日常生活で苦労を味わったりすることが多いと言われています。

中には、ADHD(注意欠如多動症)の不注意や多動性など、発達障害の症状だとみなされているものが、じつは「見る力」に問題があるせいで生じていることもあるそうです。

この記事では、発達障害の子どもの視知覚認識問題への対処法などの本から、あまり知られていない見え方の異常として、見た目でわからない「隠れ斜視」、近くを見る作業が難しくなる「輻輳不全」(ふくそうふぜん)、文字や行を見失いやすい「衝動性眼球運動の弱さ」について取り上げます。

そうした気づかれにくい「見る力」の異常を検査する方法や、治療に役立つ情報も紹介したいと思います。

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「ベンゾジアゼピン眼症」とは―睡眠薬・抗不安薬で生じる薬剤性の目の疲れ、まぶしさ、まぶたのけいれんなど

■痛みや疲れで目を開けていられない
■家の中でもまぶしい、明るすぎる
■いつも目が乾いてまばたきが多い
■まぶたがピクピクする

うしたさまざまな目の不調を訴えて眼科を受診する人たちの症状が、睡眠薬や抗不安薬の副作用によって引き起こされている場合がある、というニュースがありました。

目に強い痛みと眩しさ…安定剤、睡眠導入薬で副作用 : yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞)

睡眠薬で目の不調…減薬・断薬 主治医と相談 : yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞)

原因となる主な薬は、ベンゾジアゼピン系と呼ばれるタイプで、このタイプの睡眠薬には、マイスリー、レンドルミン、ロヒプノール、サイレースなど、抗不安薬にはデパス、ソラナックスなど様々な薬が含まれます。

しかし、症状の原因は、神経伝達物質のひとつであるGABAの受容体に作用することにあると言われていて、GABAアゴニストというタイプに含まれるほとんどの睡眠薬で副作用として表れる可能性があるようです。

 自覚症状の程度には軽重がありますが、こうした症状を持っている症例のかなりの人々が共通して使用している薬があったのです。

それは、安定剤や睡眠導入薬として多用されているベンゾジアゼピン系あるいは同等の薬理作用を持つ薬の連用でした。

同等の薬理作用というのは脳内の神経伝達物質受容体のうち、「GABA」の受容体に作用する薬物で、ほとんどの睡眠導入薬が含まれます。

睡眠薬・抗不安薬の副作用による目の症状は、薬を減らしたり、やめたりすることで改善されますが、服薬期間が長いほど治りにくくなるともいわれています。

井上眼科病院の若倉雅登 名誉院長はこの症状を「ベンゾジアゼピン眼症」と名づけ、薬の副作用として情報を広めていきたいと述べています。この記事では、薬剤性の眼瞼けいれんについてのニュースをまとめてみました。

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